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UNDERGROUND SOUND

国内外のUndergroundな音楽をお届けします。

オランダと言えば歴史的にみても日本とは密接な関係にあり、江戸時代は、鎖国でありながら唯一オランダとだけは貿易を行うなど親交も深い間柄でした。

フィンセント・ファン・ゴッホが浮世絵に影響を受け、そのテイストを自分の絵にも施したことは有名な話です。

現在でも貿易上ヨーロッパのなかで、オランダは日本にとって重要な国であることには変わりありません。

しかし、第二次大戦中は日蘭戦争勃発により捕虜問題、慰安婦問題と歴史的な問題により、日本を嫌う傾向もある国と言われています。

最近は、日本のサッカー選手が多くオランダのクラブチームで活躍するなど、むしろ受け入れられているイメージの方が強いように感じます。

とはいえ音楽に国境はない。っと誰かの受売りで話をスタートさせる。

オランダを代表するバンドは『WITHIN TEMPTATION』が一番最初に思いつく。

ゴシックメタルという日本では馴染みの薄いジャンルであるにも関わらず3作目のアルバムから日本でもリリースを果たしている。(デビューアルバムも発売されたが当時売れずにいた。)

僕にとってもゴシックメタルは馴染みの薄いジャンルであり、大作映画の挿入曲(オーケストラの)やクラシック的要素が入った音楽のようなものという認識でしかない。

どちらかと言えば『FACE TOMORROW』、『VOICST』といったエモテイストを含む音楽の方が、僕は好むので、こちらの2組の方が馴染みが深い。

また両者は日本でもヘビーなファンが多いのではないだろうか。

そこでオランダのバンドを中心に漁ってみると、なかなかの収穫がありました。

今回紹介するバンドは、『THE HORSE COMPANY』『THE CROWNS』『THE SHEER』の3組です。

アーティスト: THE HORSE COMPANY
オフシャルサイト:http://thehorsecompany.nl/
SONGS:CornerShop



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2009年にリリースしたアルバム”OLYMPUS”に収録された楽曲で、
大人の色気が漂う仕上がりになっています。
また、同じく本作に収録された”I Don't Wanna Wake Up”も人気のある楽曲です。


アーティスト: THE CROWNS
オフシャルサイト:http://www.thecrownsmusic.com/music/
SONGS: Yeeeaaahhh



この曲はストレートなロックで男臭さもありますが、わかり易くて良いですね。
ギターメインの着色料がないサウンドが好きな方にはオススメです。
またTwitterでフォローするとフォロー返しがある壁のなさも好感が持てました。

アーティスト: THE SHEER
オフシャルサイト:http://www.thesheer.com/
SONGS: Tell Me



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この曲を初めて聴いたとき、高野寛がなぜか頭をよぎったTell Meは
小気味が良いサウンドでドライブにも最適です。
アルバム”Here and Now and Long Before”もやさしいバラードとテンポ良い音楽が楽しめます。
オフシャルサイトで全曲、聴けるので僕はよく、PCで作業中にBGMとして流しています。
昔、まだ僕の少年時代は、音楽を聴くにも今ほど手軽ではなかった。
ちょうどレコードからCDに替わり始めた頃、そう今から20年以上も前の話になる。
それまでの音楽は、レコードかカセットテープ。今のようにMP3プレイヤーではなくカセットテープのウォークマンの時代だ。

よくテレビの前にラジカセを置き、カセットテープにテレビの音声を録音したものだ。

現在であれば「最初に買ったCDは?」という会話にでもなるのだろが、僕の世代は「最初に買ったレコードは・・・」・・・レコードは・・である。

今でこそ、レコードのイメージは少しお洒落な感じもするが、針を置くときの緊張感たるや正直、面倒くさいものだ。

ちなみに僕が最初に買ったレコードは小泉今日子の『スターダストメモリー』だったと記憶する。

何故これを買ったのかは不明だが、当時9歳。

通院していた耳鼻咽喉科の近くのレコード屋でお袋が購入してくれたレコードだ。

僕が幼少の頃は、今では考えられないほど大きいなレコード付きステレオが家にはあった。

それは、いかにもTHE昭和なモノである。

しかし親父やお袋が,その馬鹿デカいステレオでレコードを聴いている姿を一度も見た事がなかったし,
子供の僕にとってそれは、ただの背もたれと、レコードの回転数を変えて遊ぶ道具にすぎなかった。

そんな家の子供が何故、レコードをねだったのか意味不明である。

時は進み、成長した中学生の頃の僕。

この頃の僕は、音楽などとは無縁のファミコン・スーファミに夢中な中学生だった。

世の中はバンドブーム真っ盛りになりつつあった時代。

NHKのクリスマススペシャル番組を3つ年上の姉が観ていた。僕はそんな番組よりも他の番組が観たかったのだが腕っ節の強い姉には敵わず、嫌々その番組を観ることになった。

当時人気があったバンドを中心に永井真理子、渡辺美里、TMNなどが出演しており、音楽とは無縁の僕が強く衝撃を受けたのがユニコーンだった。

奥田民生の独特の歌い方と他とは何か違う雰囲気、そのとき『大迷惑』を聴き、カッコいいと思い音楽にのめり込んでいった。っと言うよりユニコーンにのめり込んでいった。

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そしてその時、ジュンスカとセッションしていたのが、THE KNACKの『My Sharona』である。

これが洋楽との初めての出会いとなる。

この曲がTHE KNACKのMy Sharonaである事はまだ先の高校に入ってからになるのだが、新年を迎えたこの年のお年玉でギターを買ってミュージシャンを気取っていた。

そして高校へと進んだ僕に運命の出会いが訪れる。

カンキチと呼ばれた友人だ。今で言うオタクっぽい奴だったが、そいつの家に行ったときの事だ。

その部屋には、洋楽のCDがかなり多く積まれており、僕の知らない世界が広がっていた。そして聴かせてもらった曲がヒューイルイス&ザ・ニュースであった。

特にHip To Be Squareはお気に入りで、そのカンキチからMTVなる存在を聞き、僕の洋楽ライフが始まったのである。

そしてこのMTVでTHE KNACKのMy Sharonaを知ることになる。

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とは言っても、今ほどインターネットなどという便利なモノなどない時代。

情報を得るために活用していたのがそのMTV。

当時、金曜日の夜中にテレビ愛知でやっていたMTVを録画しながらは観て、気に入ったアーティストをチョイスして矢場町パルコのタワーレコードや金山のグルーブサウンド?(名前をあんまり記憶していない。ここは2階が洋楽専門になっていた。)ここらでCDを探しては聴いていた。

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学生時代は、こんな感じで音楽を聴いていたが、バンドブームやランキングブームで周りの友人の多くは邦楽チャートばかり追いかけ、洋楽の話ができる友人は本当に少数だった。

この頃はkissやextreme、Mr BIGのような音楽をよく聴いていた。

しかしweezerを聴きだした頃から、周りと聴く音楽に違いがではじめる。

今でこそYellowcardは、有名になっているが2000年前後、彼らがメジャーデビューを果たす前のことYellowcardなどと言ったところで話ができる友人は一人もいなかった。

その頃の僕は金山の路地裏にあったレコード屋でせっせとジャケ買いを繰り返す日々であった。

そして『DONOTS』と出会う。

彼らは、この頃メジャーレーベルではあったがUK、US中心の日本の洋楽にあってドイツ出身ということに驚き、(でも当時はUKかUSのバンドだと思っていた・・・ドイツ出身と知ったのはしばらくしてからだ。)そして彼らは、自身で立ち上げたインディーズレーベルでの活動に身を置くことになり、僕もヨーロッパのミュージシャンやインディーズに目が向くようになる。

また、『THE REUNION SHOW』や『CORNERSHOP』にもかなりハマり、しかし僕の周りにはこのバンドを知るモノは一人もおらず、良いと思う音楽でも人気とはまったく比例しないことを知る。

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この頃から僕は、そんな音楽を『UNDERGROUND』として、地下から持ち上げたいと思うようになった。

またメジャーやインディーズの違いは音楽の善し悪しを決めるものでもないし、ユニコーン、WEEZER、THE REUNION SHOW、DONOTSを初めて聴いたときの感動が味わいたくて色々な音楽を漁り始め現在に至る。

そして漁り始めて数年。

そんな”UNDERGROUND”な音楽を紹介していきます。