カツタカです。
歴史の暗記法を考えてみます。
【歴史は興味がないと覚えられない?】
歴史は「興味があるかないか」でかなり記憶の程度がかわってしまうのではないでしょうか。
歴史が好きならば試験に出ないことまで調べてしまうだろうし、逆に嫌いだったら、これほど覚えることの多い苦痛を産む科目はないでしょう。歴史が嫌いとはっきり言ってしまっている人は、まず歴史に興味をもつところから始めないと記憶ははかどりません。では、どうしたら歴史に興味がもてるのでしょうか。
【歴史に興味をもつには?】
でも、「嫌いなものはそう簡単に好きになれない!」と言うのが本音でしょう。僕は教育の専門家ではないので、「こうすれば好きになる」と説得はできませんが、いくつかアイデアを出してみます。
○歴史を長い小説とみる。
○歴史は小さいエピソードの集まりと考える。
○科目としてではなく、どれだけ覚えられるかの頭の訓練材料にしてしまう。
○原点に帰って、「なんで歴史が必要なのか」をつきつめて納得してから勉強する。
○自分のお気に入りの歴史上の人物を探すつもりで学ぶ。
どうしても好きになれなかったら、あきらめて暗記作業から始めて、楽しく感じるまで待つしかないかもしれません。暗記法でわかる部分を一つでも作れば、それをきっかけとしてだんだん内容が見えてくるでしょう。
【実践!「場所法」を使った年表暗記】
とにかく暗記を実践してみよう。
年代の「ゴロあわせ」は市販の参考書の方が便利ですのでここでは扱いません。
ここでは、歴史全体を意識するための「年表暗記」を紹介します。
日本史でも世界史でも年代がポイントになります。「場所法」を使って全体像を頭に入れてしまいます。「場所」には自分の家を使います。
以下手順です。
①まず年表を1世紀ごとに区切る
日本史なら紀元前3世紀から21世紀までの24個。世界史ならスタートを紀元前20世紀にして21世紀までの41個。
②自分の家全体に番号を振る
まず、家全体の壁や部屋などに24個か41個の区切りスペースを決めます。(ここでは「エリア」呼ぶことにします。)そして「エリア」に番号を振ります。
例えば、玄関のドアの外側が1、玄関のドアの内側が2と決めていきます。連続させやすいようにつながったエリアにしてください。また、「エリア」はばく然と「部屋」としてもいいのですが、記憶を喚起しやすいように「部屋の西側の壁」など細かく指定したほうがいいです。(逆に「冷蔵庫の上の段」など細かすぎるのはあとあと混乱しますのでやめたほうがいいです。)
実際に間取りを見ながら決めてもいいし、頭の中でやってもいいです。ただし、どこを何番目にしたかはメモっておいた方がいいでしょう。
③スタートからゴールの動線を完成させる
家中に番号を振ったら、順にたどって1本のラインになっているか確認します。最後のゴールの所まで一本の線になっていればOKです。これが歴史の流れを表すことになります。このとき、できれば一度使ったエリアは再度使わない方がいいです。
④1つの「エリア」が1世紀分
いよいよ暗記作業です。もうお分かりと思いますが、「エリア」一つが1世紀にあたります。この1世紀ごとに区切った年表が家のどの「エリア」に対応するかメモします。これから先、ずっとこの「エリア」を意識して歴史を勉強します。
⑤年表を読む
できごとがどの時代のものかを暗記していきます。年表を読んでいくのですが、このとき指定した「エリア」を意識して年表を読むのです。そして、年表の主なできごとをできるだけ何かの「形にして」エリアにくっつけます。
例えば、平安京ならば794年なので8世紀の終わりころです。なので8番のエリアのところにイメージで「平安京のミニチュア」とか「鳴くよウグイス」のウグイスとかをくっつけておきます。思い出すときに「平安京はあそこにある」とエリアの場所が出るようになるまでイメージを焼き付けます。
慣れてくると、場所をたどってまるですごろくをしているような感覚になって楽しいですよ。
以上が場所法年表の作り方です。
【自分だけの年表をつくってしまおう】
この家を使った場所法年表ができあがると、できごとを見ただけで「あのあたりの話だ」とエリア場所がでてきます。すると、時代の配置がわかってきます。古い新しいはもちろん、できごとの前後の時代もわかるので歴史の流れも追うことがわかりやすくなります。
さらに、付加情報もそのエリアに付け足していけます。平安京の近くに桓武天皇の顔も印象づけておくと、家の中で桓武天皇がいるのはあそこだけなので一瞬で時代背景や年代も浮き出てきます。
世界史の場合は年代だけでなく地域差のパラメーターも入ってくるので、使うエリアは一緒でも「どの国のできごとか」を意識することも必要となります。
一度構築すると、歴史が横からも縦からも見られるようになるでしょう。
最初は手間と時間がかかりますが、自分だけの「鉄板年表」を頭の中につくってしまいましょう。できてしまえばあとは何度も使うだけです。