無人島に持っていく一枚 四人言
メリークリスマスッ!まったく信心深くないくせに、ケーキ食べたり、都合良く神頼みだけはする・・・平均的日本人ギタリストの加藤英彦です。
究極の一枚。
うちのバンドメンバーの場合、各々守備範囲は違えど、どうしても好みが似てしまいますねー。世代も近いし、レコードを貸し借りしてたわけですから。
難しいお題な上に、先に言われちゃうと困る。4人目という事で、どんどん追い込まれてます。おまけに、前回の「今年を一文字で」で既に反則(3つ出しちゃった)してますから。絞らざるを得ないス。さてさて。
大好きなアーティストであっても、アルバム一枚に限定するのは難しい。ソウル部門No1のボビー・ウーマックにしても、時代時代で違いますから。初期のサム・クック直伝サザンも捨てがたいし、ニューソウル的な中期も、そしてポエト以降~ブラコン。どれも素晴らしい歌声です。
ギタリストでは圧倒的にデビット・T・ウォーカー。フレーズ云々を通り越して、その音色が鳴ってるだけで幸せになれますんで、無人島には最適でしょう。ただし、他を押しのけての一枚となると難しいですねー。昔、彼が全曲バカラックのみを奏でるという日本企画盤がありまして、加藤的には天婦羅そばにカツ丼つけたみたいなアルバムでしたが・・・良いんですけどね。これが一番かというと、そうでもないわけです。難しいもんだ。
音色で言えば、リチャード・ティー。あのローズピアノが流れるだけで、灼熱の無人島にもクールなニューヨークの風が吹くでしょう。ソロも良いし、当然スタッフのアルバムはどれもマイベスト。無人島にライブ盤というのも何ですから、敢えてサリナ・ジョーンズのビクター盤・・・うーん、違うかー。
ここは、王道で行きましょう。
山下達郎 ON THE STREET CORNER 2 (1986年)
無人島でありえないですが、出来ればヘッドフォンで。あの響きと音圧感に浸りたい・・・
・・・そうか。結局、最後の最後、無人島に投げ出された時に求めるのは音色なのか。アレンジとかメロディーとかじゃなく、純粋な「音」の官能。
ま、どうしても他のが聞きたくなったら、島の反対側へ行って丸山さんに借りに行けばいいですね。なんつってー。
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というわけで、半年間、拙いブログにお付き合い頂き、ありがとうございました。自分のページ
もロクに更新出来ないグータラが、きっちり週一は正直キビしかったッス。次の機会があれば、も少し面白く書けるように精進しときます。それでは、またまた~