箱庭型の庭にある豪邸での出来事か、もしくは、別の家での出来事だったかもしれない。とにかく、箱庭型の庭にある、ある家での出来事である。

 その家の中には部屋があった。その部屋の中には巨大な箱があった。上が開いた箱である。箱の中は、側面の下の方には小さな穴があり、その穴はパイプへつながっている。パイプの先は、別の部屋か、別の空間、もしくは、別の世界につながっている。

 誰かがパイプに向かって飛び込んだ。自分より先に飛び込んだ人は、多分2人である。1人目が飛び込んだ後、次の人が並んでいた。彼は、多分兄弟のような存在である。兄か弟かは明確ではないが、多分弟である。自分はその前に割り込んでパイプに飛び込もうとしていた。

 その様子を見ていた、母のような存在(母かどうかは明確ではない。)が、隣に立っていた別の母(ヨソの家の母)のような存在に「順番が待てないんですよ」と言っていた。

 胎内記憶がある人の中には、本来次男に生まれる予定だったが、慌てて出ていき、順番が待てず、長男に生まれてしまった、という人が時々いる。もしかしたらこの体験は、生まれる直前つまり母の胎内へ宿る直前での出来事だったのかもしれない。つまり、この先に、服屋の試着室の鏡の体験が、時系列としてつながるのかもしれない。

 パイプにつながった巨大な箱がある部屋の体験の後、自分は別の部屋へ行った。そこには、母のような存在がついて来ていた。そこで、ざるそば か そうめん を、確か1人分つくってもらった。ざるそば か そうめん と認識している物の正体が何なのかは、明確ではない。現世について来る守護霊ではないか、と、考える事が可能ではあるが、だとするとなぜ人間の姿ではなく ざるそば か そうめん の姿をしているのか、謎である。

 服屋の試着室の鏡の体験がつながるとしたら、ざるそば か そうめん の体験のさらに先である。

 

 そして、病室に母が誰かと2人で向かえに来る体験につながるはずである。

 「パイプのつながった巨大な箱のある部屋がある家」の体験よりさらに前に、部屋で食事中に死亡という前世の体験がつながるはずである。しかし、空白は残っているはずである。前世の死亡から「パイプの・・・ある家」の体験の間で、まずは臨死体験をしているはずだし、それからしばらく天上界(空の上の世界、雲の上の世界)での生活があったはずである。

 

 天上界のデパートの体験、これについては、あくまでも可能性であるが、別の世界へとつながるパイプの先に、別の世界があり、その「別の世界」で、現世へ向かう途中の道として、デパートがあったのかもしれない。つまりデパートのさらに後に、服屋の試着室の鏡の体験があったのである。明確な記憶がなく、あくまでも可能性であるが。

 

 現世はオープンワールドという構造になっているが、天上界(空の上の世界・雲の上の世界)は箱庭という構造になっているのかもしれない。箱庭のゲームは、それぞれのステージはオープンワールドのように全てがつながっていないようにプレイヤーには見えるが、ゲームソフトを構成するプログラムは0と1の数の配列であり、一列に全てがつながっている。全てがつながっていないように見えて、本当は全てがつながっているのである。