占いによると、アスペルガー症候群の気持ちがわかるように、自分で選んでアスペルガー症候群に生まれたと言う。という事は、アスペルガー症候群の人たちに何か貢献するという使命を持って生まれたという事である。
特別支援教育に携わる職業に就くべきという事なのだろうか、それとも、特別支援教育に携わる職業に就かなくても、アスペルガー症候群に貢献できるのだろうか。

健康な人に生まれる人がほとんどだから、自分がアスペルガー症候群に生まれた事は、不公平な事である。
アスペルガー症候群などを持つ人の中には、サヴァン症候群がいる。特定の分野に突出した才能を持つ人である。例えば、1度見ただけの風景を記憶して、何も見ずに細かい所まで正確に絵にしたり、聞いた事のある曲は全て記憶していて、楽譜を見ずにピアノで演奏できたり。
そこで、サヴァン症候群になれるという条件で、自分がアスペルガー症候群である事を受け入れようと考えた。
言葉の意味はだんだんと変わってくるものである。アスペルガー症候群などを持つ人で、社会から自分の才能が認められた人は、サヴァン症候群と呼ばれるようになってきた。
最近ではHikakinや はじめしゃちょー などのYouTuberを、社会から認められた人として注目している。だから、自分もYouTuberになりたいと思った。
しかし、YouTuberのような有名人・人気者になれるのは、ほんのわずかな人だけである。

エホバの証人では、聖餐式(主の記念式と呼ぶ)でパンとぶどう酒を食べる事ができるのは、14万4000人の残りの者だけである。エホバの証人では、(最後の審判の後、)天に復活するのは14万4000人だけで、それ以外の大多数(の救われた人)は地上に復活すると説く。
一般的な教会では、聖餐式に出る(パンを食べる)事ができるのは洗礼を受けた人だけであり、そして洗礼を受けるにはイエス・キリストの救いを信じている事を示さなければいけない。しかしモルモン教では、洗礼を受けていなくても聖餐式に出る事ができる。
聖餐式でパンを食べる事ができるのは14万4000人だけ、自分は聖餐式でパンを食べた、だから、エホバの証人とモルモン教の両方を信仰すれば14万4000人の枠に入る事ができる。そう考えた。
厳密にはエホバの証人もモルモン教もどちらも信仰しない。みんなとは違う目的で2つの教団を"利用"するのである。

有名人になれるのはほんのわずかな人数だから、有名人になるためにはほんのわずかな人数の枠に入ればいいのである。

 

そういうわけで、エホバの証人とモルモン教を利用する事を、自分がアスペルガー症候群である事を受け入れる条件とする事にした。

そこで疑問に思った。アスペルガー症候群に生まれる事を事前に予定していたのであれば、エホバの証人とモルモン教を利用する事も、生まれる前に予定して生まれたのだろうか。