読了6 | 何飲む?が何読む?に聞こえたら活字中毒

何飲む?が何読む?に聞こえたら活字中毒

読んだ本の感想を中心に書いていきます。

あくまでも個人的読書記録としてのブログ。

 今回はこれ。

ユリゴコロ/沼田 まほかる
 
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 沼田まほかるさんの『ユリゴコロ』です。主人公は、ある日、病気になった父親の部屋で快楽殺人者が書いたと思われる手記を発見します。読んでいくうちに、それが自分の母親の手によるものらしいことに気付く。


 自分の中にある、入院中に母親が入れ替わったような記憶。しかし、父親をはじめ、誰もそんなことは無いという。記憶と手記にある関係とは?


 快楽殺人者の手記にリアリティー(と言ってよいかは分かりませんが、きっとこういう風に考えるんだろうなあという想像が、スムーズにできる)があり、それだけでも読む価値ありです。


 ミステリなのでしょうが、手記が本当に怖いので、ライトなホラーとしても読めるかも。(ホラーは読んだこと無いので、とても無責任な個人の感想ですが)