読了④ | 何飲む?が何読む?に聞こえたら活字中毒

何飲む?が何読む?に聞こえたら活字中毒

読んだ本の感想を中心に書いていきます。

あくまでも個人的読書記録としてのブログ。

 今日はこちら。

大延長 (実業之日本社文庫 堂場瞬一スポーツ小説コレクション)/堂場 瞬一
¥720
Amazon.co.jp


 「堂場瞬一はスポーツ小説すごい」でおなじみ、堂場瞬一さんの『大延長』です。


 物語は、夏の甲子園神奈川県予選のある試合から始まります。二人はかつて、甲子園で決勝を戦った相手であり、さらに小学校時代からのライバル同士だったのです・・・


 延長引き分け再試合になった夏の甲子園決勝。方や5期連続甲子園出場中の名門、かたや新潟から初出場の文武両道の新鋭高。監督、OB、解説者、選手。それぞれの抱える、様々な事情が試合に少しずつ影響を与えていきます。


 名門の4番、久保は、堂場作品に欠かせない、孤高の天才型スラッガー。


 新鋭高のエース牛木は、故障を抱えたスーパーエース。


 二人の対決の結果やいかに……です。



 甲子園に出場したことなどありませんが、臨場感がすごい、というのが第一の感想。


 グイグイと物語の世界に入り込まされて、いつの間にか読み終わっている、そんな作品です。