私生活が多忙で前回と文才が成長していません。
本当に暇つぶしの気分転換です。
【いい子にしてたら、いいのでしょう?】
「だから言ったでしょう・・・?」
「だってぇ」
半べそをかいてトッドの目の前に立ちつくすシーナ。
「知りません、とにかく僕はもう寝ますから。」
「トッドぉ・・」
部屋に戻ろうとするトッドの裾をつかみ離さないシーナの目からは
ポロポロと涙がこぼれる。
話は3時間前に遡る。
「夏はやっぱり怖い話でしょう?というワケで女子会開きまーす」
リリィの提案で、リリィの友人達で開く夜の女子会にシーナが招待された。
「行ってきていいですか?」
嬉しそうに話すシーナにトッドはため息をつく。
「夜、眠れなくなっても僕は知りませんからね?」
「シーナもう子どもじゃありません!大丈夫です」
やけに自信満々なシーナにトッドには不安が募る。
そして現在に至る。
「約束したでしょう?眠れなくなっても知りませんって」
「本当に怖かったんですよ!?おばけの話はおばけを呼ぶって言うでしょう?」
「えぇ、言いますね。」
ほぼパニック状態のシーナを素っ気ない態度で対応するトッド。
「全部を承知で行ったんでしょう?僕は忠告しました。
それをシーナはもう子どもじゃないと」
「言いましたけどっ・・それはそれ・・これはこれ?」
「おやすみなさい」
「トッドぉ」
シーナは必死にトッドにすがる。
「いや、僕にはどうしようも・・・・」
「一緒に寝て下さい」
「こら、滅多な事言うもんじゃありません。」
トッドは苦笑してシーナの頭をなでる。
「さぁ、いい子はおとなしく寝る。部屋に戻って」
トッドはあやすようにシーナに語りかける。
「・・・・・・・分かりました。いい子にしてればいいんでしょ。」
シーナはしょんぼりして部屋に重い足取りで向かった。
ベッドにもぐったものの、不安で胸は高鳴り
天井の模様が人の顔に見えるようで天井を見て寝ることが出来ず
頭にまで毛布を被る。
それでも真っ暗な空間に恐怖が増し眠れない。
「トッドぉ・・・」
今回の事は自業自得。
トッドにも愛想を尽かされたと思うと恐怖と自分の情けなさに涙が出そうになる。
来てくれないと思いながらも震える声でトッドの名前を呼ぶ。
そして数分後。
「お水飲もうっと・・」
一向に眠れそうにないと感じたシーナは流し台に水を飲みに行く。
部屋を出ると廊下の先には、トッドが立っていた。
「やっぱり、眠れませんか?」
「トッド・・・どうして」
「やっぱり、気になって。」
トッドの手には可愛らしいキャンドルと灯台が。
「それは・・?」
「街の方に頂いたアロマキャンドルです。少しは眠りやすくなるかなって。
一緒には寝られませんけど・・眠るまでなら一緒に・・」
「本当ですか・・?」
「いい子にして1人で寝ようと頑張ってましたからね。そのことに免じて」
「寝るまで・・一緒にいてくれるんですか?」
「いいですよ」
「トッドぉ~」
シーナは安心と嬉しさで涙目に。
「ほらほら、そうときまれば早く部屋に戻ってベッドに入って目を閉じる。」
そして、シーナの恐怖の夜はアロマの香りと、眠るまで握られていたトッドの右手の温もりで
無事に過ぎたのでした。
お題配布元「輝く空に向日葵の愛を」
進歩のない駄文でしたが最後まで読んでいただいた方ありがとうございました。