誰でも旅行記を書くことが出来る時代になりました、が、高いレベルのものを書くことは難しいです。
下記の本は、京大名誉教授である梅棹忠夫の『モゴール族探検記』です。といっても、最近の方はあまり知らないかもしれません。『知的生産の技術』などを書いた人です（このエントリーとは直接関係ありませんが、この『知的生産の技術』という本は、是非読むことをお奨めするmust-readの一冊です）。
名ルポとして名高い本で、今読んでもその記述スタイルなどは学ぶべきところが多い本だと思います。それと比べて、わたしの書いているようなものは・・・と行ってしまうと元も子もないのですが、いろいろなブログを見ても、「読ませる」というものはなかなかありません。
もちろん、ブログという性質上、推敲に推敲を重ねて、ということをする人は少ないでしょう。もっとも、それはブログのもつ魅力でもありますが。それでも、目指しているところを低くは置きたくないものです。
