「最後の大物」などと言われており、独自路線を貫いてきたのですが、ANAの猛チャージと内部のゴタゴタ（としか見えない一連の報道）、さらには、国際競争力の強化などで、結局One Worldに加盟することになりました。
日本の、いい所でもあり悪い所でもあるのは、一国だけで十分に経済力があり、取り立てて国際競争力を考えなくてもやっていけたというところです。典型的なのは携帯電話市場でしょう。日本人の日本人による日本人のための企業であったわけです。JALも、そのあたりを典型的に引き継ぎ？というわけでもないのでしょうが、アライアンスを組まなくてもそこそこやっていけたわけです。
まあ、さすがにそれだけではやっていけなくなったので、加盟、ということになったのではないかと（もっともこの辺りの事情は、しっかり調べないと正確なことは言えません。すべて憶測で話していますのでご容赦ください）勝手に思っています。
もちろん、One Worldが「国際水準」というつもりはありません。なにをもって「国際水準」というのかはまた別の機会に論じたいと思いますが、一国だけのやり方ではやっていけないということは事実でしょう。細かい点でどのようにサービスが向上されていくのか（質が下がるということはあってはならないことです）、ゆっくりと見守っていきたいと思います。
＊なんか最近JALがらみの記事ばかりですが、ご容赦ください。ま、それだけ重要であるということです。
