トレーニングによって筋力を発達させるには、現在の適応能力以上の
負荷を加える必要があります。

ただ、間違ってはいけないことは、
負荷を上げれば上げるほどいいのかというと、
そういう訳ではありません。(追々説明します)


トレーニングの負荷は、その練習の目的によって変化しますから、
練習の目的を的確に捉え、
その時々に合った負荷をかけていくことが必要になってきます。
トレーニングによって得られた強い筋肉は、
日常生活の水準を超える筋力のため、
トレーニングを継続している間は維持されますが、
トレーニングをやめると徐々に戻ってしまいます。

特に水泳の場合、日常とは違った環境での競技になりますから、
長い間水から離れるのは避けたいところです。


距離や種目にもよるのですが、一般的には週に4回
(プールでの練習です) といわれています。
競技の距離が短いスプリンターでも、週に2回は練習したいですね。
競技に向けた強化トレーニングは、
その競技で使われる筋肉をトレーニングすることで、
最も威力を発揮します。

当然、水泳で使う筋肉は水泳で鍛えたほうが良いのです。


トレーニング内容や箇所によって、強化形態は変わりますから、
闇雲にトレーニングを行うのではなく、
競技の特徴とトレーニングメニューを照らし合わせ、
競技内容に沿った筋肉を重点的に強化することが大切です。