半年くらい前のだったでしょうか、

あるレッスン日。


先生がおっしゃってた言葉で

とても興味深く忘れられない

ものがありました。




どんな曲を与えると

その子の為になるかなぁと

考えて選ぶのだと。


日々レッスン室で聞いてると

違和感なく 良いなぁと思って

本番を迎える。


舞台に上げてみたら

アレ?ちょっと違ったなぁ、

本人けっこうしんどかったやろなぁ

と、思う事がある。


前職でそんな事無かった?と

聞かれましたが

正直 おっしゃってる意味が

その時は分からなかった。


Tapのクラスでは

確かに 次にどんな曲で

どんな振り付けに取組めば

このクラスは伸びるかな?とは

常に考えますが、


こんな曲好きそぅやなぁ とか

こんな振りかっこいいと

ハマりそうやなぁ とか

もちろん上達するために

皆さんの好みやモチベーションを

想像しながら作品を創る中で

さいこさんワールドに引き込んで

いく感じがありますから、

舞台に上げてみて 合わなかった。

って事は無かった。


ミュージカルもそぅ。

演出家、振付の意にキャストは

全力で沿うように動く。

というか、先にこういう舞台を

創りたいからそれが出来る人を

キャスティングする。


なので、結果的に経験値が

本人の成長の糧になる事はあるが

本人の為にあてがうものではない。


舞台に上げてみて 合わなかった。

って事は無かった。

(あったとしたらリハの時点で

キャストチェンジになってる)




先生のおっしゃってた意味が

分かったのが、

先日お手伝いさせていただいた

発表会の本番を見ていて。


60曲ほどあった演目の中で、

確かにありました“違和感”。


私が感じたのは3演目。


難しすぎる とか

簡単すぎる とか

年齢 とか

習い始めてからの年月 とか

性別 とか

フルート ピアノ バイオリン とか

関係無かったです。


演奏が始まって10秒もすれば

アレっ?てなります。


上手なんです。

とても上手なんですが

あぁ〜 この方(子)は 

この曲じゃない方がきっと

もっと良かったんだろうなぁって。


舞台に上げてみて初めて

あぁ〜 しんどかったやろなぁって

分かるっておっしゃってたのが

本当にそのまま感じられました。


なんなんだろぅびっくりこの違和感。


今まで考えた事もなかった視点。

凄く新しい感覚を経験させて

いただきました。


今は指導する立場にありませんが

これから先に何かご縁があった際は

答えが分かるか正しいかは不明ですが

とても大切にしたい感覚です。


そして、来年

さいこさんがフルートで舞台に

立つ事が出来た際にはぜひ

“本人に合った曲”だったのか

知りたいです笑


多分 当事者はわからないと思うので

袖から見てらっしゃる先生には

ガチで本音の感想をお聞きしたいと

楽しみでもありますウインク


答えてくださるかな笑



それ以前に舞台に立てるかな笑