以前にも一度参加させてもらった弾き合い会に参加してきました。
いつも素晴らしいホールで、素晴らしいピアノを使用される、大人気の弾き合い会です。
私は半年ぶりに2回目の参加。
本当はもっと参加したいのですが、なかなか予定を合わせられなくて、今回参加できるのをとても楽しみにしていました。
今回は客席が約800席ある大ホールで、オーケストラでなら演奏することはあっても、ソロで吹くなんてめったにない大きなホール。
ちゃんと音を鳴らせるだろうか…と心配していました。
(最近音の鳴らし方、響かせ方、音色について悩んでいます)
演奏するフォーレの「シチリアーノ」はテクニック的に難しいところがあるわけではないけれど、音色が命の曲！(と思う)
本番前1週間はしっかりソノリテをして、音のイメー ジを作っておこうと思っていたのですが、練習計画というのは思うようにいかないものですね。
本番前日も前々日も全くフルートを吹かないまま本番の朝になってしまいました。
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当日の朝は、とりあえずソノリテをゆっくり行い、その後シチリアーノを伴奏音源に合わせて吹いてみる。
今回は暗譜で吹こうと決めていたのですが、当日の朝でも、暗譜が心配で仕方ない状態。
もう長いこと、暗譜で演奏なんてしてなくて、最後に暗譜で吹いたのは学生時代…
「シチリアーノ」の楽譜は見開き1ページ、演奏時間4分ほどの短い曲なのに、これがまぁ覚えられない！
ホールに向かう直前だというのに、なんとかなるんじゃないかな？と思えるまで、何度も何度も通して、何度も何度も失敗して…時間が掛かってしまいました。
おかげで、最初から皆さんの演奏を聞かせてもらうつもりだったのに、弾き合い会の会場に着くのがずいぶん遅くなってしまいました。
いつでも万事ギリギリな私…もう少し余裕を持てるようになりたい(●´⌓`●)
会場では、皆さんの演奏を楽しませてもらって、皆さんすごくピアノに真摯に向き合われているなぁとほれぼれ。(私以外は全員ピアノでの参加でした)
やっぱり最初から聞きたかった…！
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今回、私の出番は一番最後で、前半はフルート+ピアノ件奏で「シチリアーノ」、後半は伴奏をしてくれる友人のピアノソロ。
とっても立派な舞台で、せっかくなのでドレスを着ることにしました。
会場で音出しができないので、舞台に上がってから少し音を出してみると、舞台も客席も広いので音が散っていく〜不安を感じつつ、演奏を始めてもらうよう合図を出しました。
その前に、少し早めのテンポでいきたくて、ピアニストにテンポを示したのですが、私の指示の仕方が悪かったようで。
始まった瞬間…テンポが遅い！！！
吹きにくい…！！となってしまいました。
おまけに低音のDから始まるフレーズ…鳴りが悪い〜
ホールが広く、反響板もないので音が吸い込まれていくみたい。舞台の上だと、特に響きを感じられなくて怖い(｡ŏ﹏ŏ)
最初の2フレーズぐらいは、そのままのテンポで吹いたのですが、このテンポで最後まではきつい…と途中で、少々無理やりテンポアップを図りました。
幸い、ピアニストが私のやりたいテンポを察してくれてテンポが安定してきて、とにかく少しでも響きを感じようと思って吹いているうちに、だんだん楽しくなってきました。
不安だった暗譜もなんとなく大丈夫で、1か所♭を落っことしただけで、最後までいけそう…と、油断した直後、入るのをミスってしまいました。
けっこう派手に間違って、やってしまった〜これはバレバレなミスだわ〜と思っている間に曲が終わりました。
私の演奏は最後にやらかしたけど、舞台を降りてピアニストのKちゃんの演奏を聞いていると、楽しかった！という思いばかり湧いてきて。
神経が太くできているようで良かったですw
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演奏の出来はともあれ、今年がフォーレの没後100年と知ってやりたかった「シチリアーノ」ができて、私は満足！なのですが、1つだけ悔やまれるのは、ピアノに触らなかったこと。
なんと今回使われたのは、イタリアのFAZIOLI(ファツィオリ)のピアノだったのです。
名器と評判で、触る機会なんてめったにないファツィオリ。
弾ける曲がなくても、一音打鍵してみるだけでも、触っておけば良かった〜と後から心残りがムクムク(笑)
ピアノを弾いてくれたKちゃんも、ファツィオリを弾けてめちゃくちゃ喜んでいて、伴奏をお願いしたのはこちらなのに感謝されちゃいました。
Kちゃんによると「ファツィオリ、音がポーンと飛んで、響く感じでペダルがいらない！って思いながら弾いたよ！すごく楽しかった♡」そうです。
本当に楽しくて、また次の弾き合い会参加が今からとても楽しみです(◍•ᴗ•◍)
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おまけ
