流体中の1点における圧力について引き続き考えます
前回の説明で、運動中も重力等が作用している場合も、1点の圧力は方向に関係なく全て同じ大きさであることがわかりました。
では、粘性力はどう考えればいいのでしょうか?
実は粘性力も全部つり合っています
1点の微小要素を考えます。それにかかる垂直応力、せん断応力のつり合いを考えると大きさは全て等しくなります。変形の話も関わってくるので、この詳細はまた別の機会にします。
図を描いてみました。これを理解するにはさらにいろいろな知識が必要です圧力とのからみに「ストークスの仮説」なるものも必要になってきますそもそも私の理解が正しい自信もありません
結論は、流体中の究極の(ものすごく微小な)1点における圧力は方向にかかわらず同じ大きさです。でも、この理解ってそれほど重要なんでしょうか深い海の底に沈んでいっていますパスカルの原理をイメージできれば十分のような気がします