―――海の幸―――

 それはそれは、何しろ海を背負った(いや抱いたかな)所ですから、毎朝地引網による磯魚が取れ、食卓に上るのです。のどぐろ、カサゴ、ホウボウ、黒鯛、めばる、すずき、キス、たこ、いか、ときにカニも。未だ未だ有ったと思いますが、すっと記憶に出て来るのだけでもこんなにありました。

 

 この他春には桜エビ、シラスが早朝取れて、キラキラほんとに宝石のように輝く生でご飯に乗せて食べるのです。この時期はほぼ毎朝。

 この他沼津港からはアジ、イワシ、サバ、サンマなどが、焼津からはまぐろ(本まぐろです、そこでは、本まぐろしかまぐろと言ってませんでした)カツオ、イルカなどは魚屋から。

 

 なおイルカは世界ではあまり食べられていないようで、日本でも静岡県と九州の一部しか食べてなかったようですが、中々うまいものですよ。

 

めばる

写真はもう故郷の海では採れないので、青森県産のですが、がまんしてご覧ください。