都電を止めて拓大節


昔、元気な拓大生さんが都電の車掌さんに拓大前~と云わせてた話を以前書きましたが、思い出はまだまだ有ります。

拓大の大学祭です。大学の中だけで普通はやっているのでしょうが、大学際には元気余って学外にまで出て来てました。

茗荷谷駅前つまり“拓大前”の春日通りにまで大勢元気達が出て来て、道路一杯に大きく輪を作って気勢を上げながら、ほんとに元気に拓大節を踊り、歌い廻るのです。

私も中~高校ずっと応援団に居て、団長もしたので,それなりに元気印だったつもりなのですが、こりゃ、うわ手だなアと感心した次第です。

何しろ道路の真ん中で輪になって踊るのですから車はおろか都電だって走れません、次から次から来る都電を数珠つなぎに止めて踊りまくる、観客と云うか群衆が加わるから、これは大変なもの。

お巡りさんも遠巻きに腕を組んで“見守って”いる次第。

 廻りの住民や商店などからも苦情は出なかったよう、のどかな良き時代だったのですね。



拓大節を踊り廻った茗荷谷駅前。つまり彼らの云う拓大前、今は都電も無く、廻りは全てビルになり、駅舎も駅ビルになり隔世の感がします。