ここ2回程、このブログで坂道力行と云う言葉を使いました所、何人かから何と読むかと質問を受けました。
成る程、辞書を見ると明快国語辞典レベルでは出て来ません。
でも、力を入れて坂道などを登るのには抜群のイメージの言葉でしょ?と自画自賛。
でも、私が勝手に発明したものでは無く、この言葉は電車がモータをスイッチonにして前に進んでいるときを指し、スイッチoffにして惰性で走る状態、つまり自動車で云うニュートラルに対する言葉。
電車の一番先頭に乗って運転席を覗いていると運転席にこの力行と惰行が有ります。今は省エネでブレーキを掛けるとき、不要になる惰行のエネルギで発電をして電気を元へ戻しているので、力行、惰行の他、電制(電気制動)が付いています。
因みに、電車は滑らかなレールの上をひたすらに車輪が転がるので、抵抗が少なく、平坦では走っているときのほとんどが惰行で、力行はほんのちょっぴりです。
乗っていてガ~と云っているときが力行、静かになっているときが惰行ですから気を付けていると分かります。
なお、出典は、おそらくSL時代に付けられたものと思います。SLが白い蒸気を吐きながら、シューウッ シューウッと力強く走り出すとき、まさにこの力行そのものですよね。
播磨坂
播磨守屋敷跡に由来。
元日本一短かった国道 環状3号線。今は、都を経て、文京区の公園、環三さくら通りに。
文京区一の桜の名所になっていて、東京桜5景めぐり などと銘打って観光バスまでやってきます。400m続くだらだら坂は、坂道力行には抜群の場所です。