旅の途中、天孫降臨の地 高千穂の記念撮影で、写真師(社長)さんが楽しいあいさつをしながら観光客を楽しませてくれていました。

ここは天照大神の岩戸の有る所、近くに置かれた黒い箱のような所から神様が出て来て踊る素朴な演出付、そして客に幣を配るなどサービスの心を感じるものでした。

このような楽しい演出のある所は他に出会ったことが無い旨書いて、お礼の手紙を出しました所、当地の名物を送って下さるなど、大変なお心配りでした。

時が過ぎ、心に残っていましたので、お礼にと 旅の途中で北国のリンゴを少しお送りしましたところ、憶えていて下さり、また、この地の名物とお手紙を戴きました。

 読むと、一期一会を座右の銘とし、人との出会いとご縁に感謝しつつ日々過ごすことが大事であると、社員の方々とも話し合っておられるとのことでした。

 一度きり、一瞬の拘りでも、高千穂を訪れる方々に楽しい想い出作りを心掛け、その意義を重く受け止めて、ますます精進して参りたいとありました。

 座右の銘、つまり理念。この有無が会社の成績にも大きく影響するとのこと。

 私もこのことにふれ、理念が本物であれば必ず日々のことに現れ、それは会社の成績にも当然大きく影響するであろうと深く感じた次第です。

 もちろんそれが直接営業成績として現れないことも有るでしょう、しかしこの写真師さんのように、多くの人々に感動を与えて居られるなら、それはもう大きな価値であると云えましょう。理念を持つことの真の意義を実感する折となりました、ありがとうございました。






三年前高千穂にて戴いた幣が 思い出と共に今も机上に飾ってあります。(背景は40年前私の作った本棚、鏡は会社創業のとき使っていたものです。)