このYS-11は昭和37年に初飛行しましたが、私達の恩師 木村秀政先生が監修された国産初の旅客機、ロールスロイスのターボジェットエンジンが搭載されたプロペラ機です。

私も出張などで何度も乗りましたが、機体のしっかりした大変乗り心地の良い飛行機でした。

この飛行機に最初に出会ったのは、初飛行の前年。群馬の富士重工の工場で、先生に連れて行って戴き見学させてもらったときでした。

次は、新幹線が走って間もないころ、九州への出張のときで実際に乗ったのはこれが初めてでした。乗り心地は前述の通り。

JASの前身 東亜国内航空ので、木村先生の写真入りで、非常に安全な機体だと云うコメントのついたパンフレットが積まれていました。

最後は、もう20年以上前 会社の旅行で八丈島へ行ったときの帰りに乗ったときでした。その頃、もう幹線は飛んでおらず、以来出会っていません。でも、所沢の航空公園に置いてあるのは23度見てます。

今回応札され、スクラップにならず、良かったです。

私も欲しいなあと思いましたが、この種のものは輸送費を始め、その後が大変、置き場所の問題も有るので、指をくわえて見守った次第です。

以前会社の下を走っている地下鉄丸ノ内線の初代の車両が40万円で売り出されたときも、輸送費だけで700万円掛るとのことで止めましたが、YSはその比ではありますまいから。

乗り物好きな私は、こういうものが出ると、ついつい欲しくなります。

 もっと大きな会社の社長さんになれてたら、大きな工場の門の前の広場などに置いて、目を細めて楽しめたろうに…。






東京新聞と朝日新聞の記事の写真から。