大庄(庄や)グループの歌うんだ村と云うカラオケボックスでした。
私は始めてでしたが、大変合理的に出来ていて、設備とテーブルと椅子だけ。確かにカラオケをするのには、必要十分条件を満たしています。
ここで、ただひたすら順番に歌うのですが、師匠はお好きなだけ有っておみごと、大変お上手でした。高座に上る日も、声を慣らすために、歌って来るのだとのことでした。社員もどこで日頃練習しているのか仲々で、中には大変な音痴で歌い皆をわかせていたものが有り、翌日大したものだと感心したら、生まれつきなのだと云っていました。
師匠は笑いのプロ、合間には楽しい会話が、高座より面白いと云いましたら、良く云われます、高座と違い何の義務も責任も無いからねとのこと。そうかも知れませんね。
そこで、高座で話すときも、私達とは違い、上がると云うことは無いのでしょうね、とお聞きしたところ、いや、マクラのうちはいいけれど、話が本筋に入ると、真剣になり、客席の顔など全く見えなくなる、とのことでした。
プロでさえ、いやプロだからと大変感銘を受けました。
高座の三寿師匠(写真は落語協会のホームページから)
社員達とカラオケを楽しむ師匠(歌うんだ村にて)