学生時代からもう55年も続く飲み仲間の同期会です。
幹事は、今度は俺がやると云う人がやり、会場は概ね住んで居る地域で行われることが多いですが、ときにあのゴルフ場が良くて安い、うまい蟹が食いたいなあ などと云ってロケーションが決まることも有ります。
今までに東京はもとより、北海道から鹿児島まで全国で行われて来ました。
私達は機械科ゆえ、文系の人も女性も居なくて、中学高校のそれとは全く違う雰囲気のものでは有りました。
集まると、「おっ!」早々ビールを飲んでるやつ、たたみにごろんとしているやつ、「あいつは来るかな」「来ないって」「ふ~ん」会話もそんな感じで、あとは静か。それも全く違和感は無く、自然そのもの。
翌日のお別れも「おっ」「じゃな」手を振ればいい方、概ねそれだけ。こんな感じで毎年津々浦々から楽しみにして集まって来て、再会を期して別れて行くのです。
今年ののまん会が先日東京で行われました。最近は奥様同伴が増えて、この雰囲気は多少変化しつつあります。でも夜の宴の席で私の隣に居た奥様が、技術屋さんて、と云う話を始め、その日の宴の雰囲気も含め、ただ毎日もくもくと自分の好きなことしてるって感じがすると云って居られ、廻りの奥様方も全く同感と云うおもむきで、そうそうと。
私もその通りに思いますが、奥様方には異星人的に受け止められ、私には、全く違和感はありません。長い間の慣れなのか、同類だからなのか、多分両方だからかも知れません。
私は外から見るとどうなのか、今度暇なとき家で聞いてみよう。
学生時代、試験や実験のレポート提出が終ると飲みに行った神田すずらん通り。なつかしい方々も居られるかも知れません。でも店のたたずまいはほとんど変わってしまっています。