戦艦三笠を見学しました


日露戦争でロシアのバルチック艦隊を撃破した、軍神東郷元帥の座乗する旗艦三笠を見学しました。

テレビで放映された 坂の上の雲にも登場する有名な日本海海戦の主役です。

三笠は写真などで見るだけでしたので知りませんでしたが、近づいて見て おや、変だなと思いました。あちこち溶接部が見られます。当時溶接は信頼度が低く、使われていなかったはずのものです。

ボランティアの説明の方によれば第二次大戦後甲板から上は主砲を始め 取り払われ、ダンスホールになったり、水族館になったりしていたのだそうです。戦後十余年して、これではいけないと上部はレプリカとして再現されたとのことです。

そう、当時日本の命運をかけて戦った旗艦です、命をかけ、そして無くなった方達も沢山いるのに遊興施設は問題ありでしょう。

なお、当時の石炭だきのボイラーやタービン、推進部も取り払われたのか、埋められているのか分からないとのことでした。

海戦中、全ての動力源であったはずのボイラー、ここでは戦況も見えない船底で石炭をくべ続けたフヤマン(ファイヤーマンの訛り?)達が頑張り続けた所です。復元出来るものなら復元出来ると良いなと思いました。

この日、ふと考えました。レプリカでもあると無いとでは大違い。のっぺりした三笠の艦上ではやはりイメージがわきません。イメージと云うものは大切だなと。


一大(いちだい)のブログ

 艦内にユーモラスな絵を見つけました。トイレです。乗組員たちの使用中の絵が揚げられていました。これも使用中のものでないとイメージがわかないかも知れませんですね。