過日岡山・広島へ出張。西日本のレールスターになっている初代の のぞみ号 500X型に 何年かぶりに乗りました。この電車は試作車のとき広島で出会い、その後ダイヤに組まれて、直後に乗った懐かしい車両です。当時、従来の車両と比べてそれ程ゆれるとは思いませんでしたが、やはりスピードを出すので、スプリングが硬くスポーツカーに乗っているような感じが有りました。
その振動と、高速のため飛行機のような丸い胴体にした結果、室内が狭い感じがあったこと、東海道新幹線ではレールの曲率の関係で300㎞/hは出せないことなどから のぞみ号は新しく出来、今も主力で走っている700系に変わりました。
でも20年位前にデビューしたこの500Xで開発された技術、研究の成果は、その後の車両のパンタグラフ数を少なくするなど、大きな足跡を残しています。今では在来線もパンタグラフが、すごく少なくなりましたよね。
パンタグラフの数は音を小さくするための研究からのものでしたが、構造が単純化されたことと相まって、修理交換する量もその分減り大変なメリットとのこと。
技術の進歩というものは、後には当たり前になってしまいますが、大変な恩恵を受けるものですね、皆さん頑張りましょう。
JR西日本でレールスターになっている初代ののぞみ号