公房(くぼう)=将軍のこと。古河公房、鎌倉公房、福島公房、阿波公房などが居りました。私は、四国徳島の阿波公房のお墓参りをしたことがありますが、古河公房の史跡を訪ねるのは、今度が初めて。歴史に出て来る公房と呼ばれる人はなぜか足利氏の末裔が多いような気がします。

 徳川五代将軍も、犬公房などと云われ、妙なことで有名ですが、言葉と云うのは不思議なもので公房=将軍でも、家康公を徳川公房とは言わないし、家光公を三代公房とは言いませんよね。どこかの国の将軍様も、公房様と云う言葉で新聞の報道には出てきません。

 さて、古河公房のふるさとは茨城県の古河市、足尾銅山の鉱毒事件で有名な渡良瀬遊水地から、徒歩数十分のところです。

 この日は、古河公房の館跡や、ゆかりの御所沼、古河城の出城跡、公房の墓などを訪ねました。

 なお、江戸時代、古河城主で大阪城代、京都所司代、老中などの要職の中、20年も掛けて雪の結晶を183種類も見付けた土井利位(としつら)の事跡は印象的で、人間 志を持つことの大切さを感じました。


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第五代古河公房のお墓