大変優秀な奴でしたが、先に逝ってしまいました。彼は好きな同級生の女性がいました。彼女も大変優秀で、大変美人でした。大学に入っても彼は彼女を忘れられず、好きで好きで2年生の時 彼女の所を訪ねたとのことでしたが、不在。帰りに私の下宿によったら私も不在。彼女は夏休みで 一足先に帰省してしまっていて会えなかったこと、残念だったことなど、その想いをメモにして私の机の上に残して行きました。ふと思い出し、彼の想いを彼女にと その話をしたところ、彼女は 彼の気持ちを全く知らなかったとのこと、もちろんそのようなことがあったことなど知るよしもないことでした。
人間て、自分の知らない所で自分にかかわる色々なことが話されたり、起きたりしていることがけっこうあるんですよね。
後日談になりますが、彼女が彼のお墓にお花をあげたいと言うので、ご案内しました。
少し早く逝っても、少し長く生きていても大きく長い地球の歴史から見ればほとんど一瞬にすぎない違いなのかも知れません。ご冥福を祈っています。
彼の眠る霊園
