邦題:新学期・操行ゼロ

28点。

 

操行(そうこう)は道徳的な素行のことで、零点を取っちゃうと外出禁止になるよってこと。

 

 

〜あらすじ〜

夏休みが終わり子供たちが寄宿学校に戻ってきた。学校では陰鬱な空気が立ち込め、教師たちが生徒を抑圧し、毎日インゲン豆しか食べることが許されない。子供たちは教師たちに一泡吹かせるために行事をぶち壊そうと考えて、“革命“を宣言して反抗を始める。

(※映画ナタリーより抜粋)

 

 

以下、ネタバレはせずに、感想。

 

 

子どもたち目線で描かれていて、特に大人たちの描写にちぐはぐ感が漂う。尊敬されない限り、しっかりと認識してもらえないのだろう。

 

私は子供に道徳の授業は必須と思う人間ではあるけど、そもそも、その子供たちは、道徳を説くほどに品行方正、高潔な大人から教われるのか、点数の付け方には明確な基準があって、誰が採点しても同じようになるのか、甚だ疑問だと思う。操行零点だから、大人になったら犯罪者になるのが確定している訳でも無いだろうし。

 

ただ、私は既に大人だからか、44分を長く感じ何度も挫折した。私は大人の目線から見る子どもたちが愛おしいのであり、同じ目線で物事を見ようとは思わない。革命、大いに結構、元気に育てば良いじゃんね。

 

 

評価が高い映画だけに、私自身が楽しめなかったことは残念でした。

 
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