邦題:アイ・アム・レジェンド

46点。

 

ウィル・スミスだからいろんな意味で何とかなった映画。でも、今やあの騒ぎで出て来ませんからね。

世界は崩壊していますが、電気、ガス、水道のライフラインは健在。イージーだね!

犬が可哀想な事になります。確かにそこに愛は在るんですが、愛犬家にはきつい。

敵は知性があり、運動能力がとても高いゾンビ。こんなの誰も生き延びらんないよ!

原作から大分意味合いも離れていますが、良いんです。ウィル・スミスだから。

 

 

以下、ネタバレ。って言うか、おもひでぽろぽろ。

 

 

私、当時は高校生だった男子に、この映画の感想を熱く語られた事があります。

「俺なら、武器弾薬を目一杯かき集めて、移動は装甲車とか戦車を使うし、ホームは要塞化してる。不用心に外には出ない。」

「男の子だね!」としか返しませんでしたが、彼が満足気だった事を思い出します。余談です。

 

仮に世界で一人になったら、人間が生きる意味ってあるんでしょうか。

この場合、厳密に言えばゾンビ居ますし、あっち側かこっち側かってだけです。その中でウィルは人間側であろうとしています。なので、車は男の子憧れのスポーツカーですし、肉体を鍛えるし、DVDはレンタルして都度返却するし、ゴルフの打ちっ放しもすれば、返事は無いけど、犬やマネキンとコミュニケーション取るんです。

この行動自体はリスクが高いんですよ。でも、ある意味、やられたらやられたで仕方無いって諦めもあるんだと思います。だって兎だって孤独で死ぬんですからね。ま、それは嘘ですけどね。

 

希望は半分捨ててしまっていますので、ワクチンの研究が惰性になっています。人類を救う為にここに残っているのに、その人類が居ないかもしれない、そんな状態では四六時中研究なんかやってられません。

 

つまり、一連の行動は酷く人間臭いんですよ。だからとっておきのベーコンを食べられたら本気で怒るんです。

 

そして、上記は全てウィル・スミスだから。で、説明がついちゃいます。

だってレジェンドですから。

 

私だったらとっくの昔にゾンビ側に行って、皆で踊っていますよ。