私は住まいについて勉強し仕事としてきました。
実家が建設業を自営していた影響もあって
『住まい』特に『家』というものに興味がありました。
楽しいときも悲しいときもそこにいて、
雨風からも守ってくれる存在。
人生の大半を過ごす場所であり
帰る場所。
近すぎて見えなくなることもあるけど
大切な人生のパートナーだと感じていました。
大学で住居を学び、社会にでて、憧れだった設計という仕事を始め資格もとりました。
敷地や法令の条件の中でよりよい住まいになるためのアイディアをだし、
デザインもこだわって進める設計という仕事はとてもやりがいがあって楽しいものでした。
初めて設計したお家が建った時の感動は忘れられません!
いろんな人が関わって一つの物を
作り上げる素晴らしさも感じました。
ただ、
ちょっと違和感を感じる事も。
家を買う人の『意識』
と
家を作る側の『意識』
現場では生産性重視の中で3ヶ月もすればお家は建ってしまいます。
また現場では使われなかった新しい建材も捨てられ、たんたんと進められていく納期と
システム化された家作りは自分が住みたいと思える『家』ではなく、
また深夜まで続く仕事やクレーム等に精神的に辛かったり、無理をして体を壊したりと
私自身がこんな気持ちでいい家が作れるのかと悩んだ日々もありました。
結局私が仕事で得る喜びはいいものを作ったことはもちろんですが、
それにより人に喜んでもらえることに価値を感じると気づきました。
住まいから人を幸せになってもらう。
私はそれがやりたい。そんな事がでいいたらと漠然と考えていました。
そして一旦、この業界から離れました。(挫折・・・)
離れている間は『ものづくり』に関わっていました。
主に木工だったのですが、
今、大好きなかご編みにも出会いました。
そこで知ったこと。
自分で作ると自分で直せるコト。
手作りする事でそのモノがより近くなるコト。
気持ちが入ると特別になるコト。
愛のあるものに囲まれていると愛を感じるコト。
作るコトは生きるコト。
モノ・イエ
そう、表面的ではないところに
大切なコトがある。
外から作ることことだけでは私が求めているものは満たしきれない、
もっと『ソフト』な部分を大切にしたい。
こころ豊かに生きて行くためにも五感で感じられる感覚の部分の大切さ、
必要さに気づき
導かれるままナガレナガレテ今に至ります。