身体知を生きる女性⑶

どうして、呼吸法を続けていけないか。

　西野流呼吸法では、基本稽古と対気という独特の稽古があります。

基本稽古で”気”エネルギーを充足させたら、対気では、そのエネルギーを外に開放させます。

私の場合は、対気での「丹田」の感覚、対気での反応のなさが、呼吸法の稽古をやめたくなった原因だと思います。それは、周りの人達との比較です。

なぜ、自分は対気で反応が出ないのだろうと、自分の身体に対してがっかりすることが、続きました。

他にも、「丹田がわからない。」「対気での反応が出ない」と稽古をやめてしまった方がいらっしゃいます。

「反応が出ない」と半ば腹を立てている自分はどんな言葉を自分にかけていたのでしょうか。

「そうです！諦めましょう。」「あなたは、無理です」「反応が出るのは、こわいですよ」・・・・・と次々と

しかしある日、指導員の先生が、具合の悪そうな方に、「どうしたのですか？　風邪ですか？　具合が悪いものでも、全部ぶつけていいですよ」と声をかけているところに、偶然出会いました。

自分の具合が悪いところを？？？！！

ぶつける？？？

びっくりです。

あまりの器の広さと何がきても大丈夫という指導員の先生の感覚。

「自分のありのままのエネルギーを出す」ということなのでしょうか！！？？。

それ以来、気持ちが楽になったことを覚えています。反応が出ないことをがっかりはしているけれど、ありのままを安心して出していける対気が嬉しい時間になったのですね。　　　今なら「全受容だったのだ！」とわかります。

ここで、ネドさんの書籍に戻って、呼吸法を続けるモチベーションは、何かという視点で読んでいきましょう。

『左脳さん、右脳さん』から

左脳の逆襲の編

私は、この編が好きです。よくぞ書いてくださいましたと思っています。

この編を読むことで、左脳さんの特徴をさらに知ることができ、対処の仕方がみえてきたからです。　　　　続きは次回

西野流呼吸法せたがや教室のときどき日記ー身体知を生きる女性⑶