なぜあなたは、教室を開くの？
気の発見より p.18~19
『精神力や気力で、若々しい人生を過ごしたいと思ってはいても、身体は自然の法則
で刻々と衰えていくものです。精神力や気力は魂に通じると信じこみ、空回りしてい
ることに気づかず、気持ちばかり鼓舞したところで、多少の刺激にはなっても、心身
の根元までは変えられません。あくまでも、実質的に身体の細胞自体が活性化して、
若者の身体そのものになり、一生青春の状態でいられるのです。』
西野流呼吸法世田谷教室を開講するとは、どういうことか原点に戻って自分に問いま
した。
渋谷の指導員の先生と違い、手の甲がぴったりと床につかない、礼ではおなかを太
ももにつけるのがちょっと苦手で、四十肩で肩が上がらなくなり反対の
手で支えたことがあったり、膝から水をとったこともあり・・・仕事に
に追いつめられて、げんなりして年上の方に電車で席を譲られたこともありました。
そういう私がなぜ西野流呼吸法を広めたいと思ったのでしょうか。
それは、西野先生との対気です。
エネルギーの塊が真の自分だと感じたから
韋駄天のごとく走れる、走れる。重力がないような、疾走感。
これはいったいどこからくるのか。どうやって実現できたのか。
気の世界を知りたい。という居ても立っても居られない状態。
稽古場での基本稽古と対気。対気ではお腹から大笑いをしていました。
こういうことが起こるなんて、凄い
おもしろい楽しいワンダー
けれど、決定的なことは、つい昨年のこと。
アシスタントとして稽古に参加してからのことです。２０数年にして分かったこと。
それは、対気は勝ち負けではないということ。
私は、完全に一人勝負をしていました。(完全に負け試合です)
西野先生は別格です。
そもそも対気は勝負ではない
対気で飛ばされると爽快。
けれど、頭の一部でどこかが悔しい。
なぜ、飛ばされるのだろう？
「飛ぶのは、気のエネルギーが弱いから、弱いことは、いけないこと、恥ずかしいこ
と、負けることはだめなこと」という既成概念に閉じ込められていたのです。
稽古場で耳にした、「交流」とはどういうことか長いことわかりませんでした。
交流は、飛ばさない対気という認識でした。
私は交流ができていなかった (もちろん細胞レベルで、交流をしてもらって
いたのですが。）
アシスタントになって間がないころ、先輩のアシスタントの方に「交流とはどういう
ことですか」とお聞きするほどでした。
こうして、気の交流が貴重で気持ちが良いということがわかったのは、アシスタント
をさせてもらってからです。「自己と周囲は渾然一体」の貴重な体感です。
自己エネルギーの昂揚から P１１９
『身体で学ぶものは、一人で行っていると、たちまち壁に突き当たります。それぞれ
の運動能力に限界があり、身体自体にも様々な癖があるからです。中略(対気は)
その人のエネルギーを増幅し、さらにはエネルギーのとどこおりをスムーズにさせ
ることで、身体のクセやゆがみを自然に矯正することになるのです。対気でエネルギ
ーを交流させ、自分をいかしているエネルギーを実感し、楽しみながら生き生きとし
た身体を作ります。』
私のような負けん気の対気は、ある意味やる気はあるものの、力みに通じ、心地よさ
や緩みの世界からはかえって遠ざかって気の出力も小さくなってしまいがちです。
充足が出来ない状態ですね。
と感じます。
なぜ、西野流呼吸法を広めたいと思ったのか。
「 細胞レベルのエネルギーの交流 」
それを皆さんに体感してほしいと思ったからです。
前にも増して、町で出会う人の顔つきが険しく、また無表情にもなっている今。
仮想の世界での交流ではない、リアルなエネルギーの交流が出来ることを
知ってほしい。 体感してほしい。 と思っています。
渋谷のお稽古場では、指導員さんや、アシスタントさんとの交流、さらに対気はせ
ずとも自然と醸しだされている塾生さんたちの雰囲気、さまざまな交流ができます。
味わいもさまざま、テーマパークの楽しさがあります。
自分もアシスタントとして、また塾生として大いに堪能させてもらっています。
世田谷教室では、さまざまな交流はできませんが、じっくり、ゆっくり、おひとりお
ひとり、また少人数で基本稽古いたします。
そのあと、渋谷のお稽古に行ったり、旅で北海道、仙台、千葉、広島・・・と
呼吸法紀行するのも楽しそう。 どこの場所へ行っても、自分や周囲を生かす呼吸
とともに旅を楽しんでくださいね。
いっそ世界を旅して・・・・
これから、世田谷の町の様子を写真や動画でお知らせします。
(インスタを良かったらみてくださいね。 狭い範囲です。時々です。
）
ローカルな旅気分（）味わってください。