今日は母の日

幼い頃12年ほどバレエをやっていた
娘と 所属していた団のバレエ公演を観に行きました

不器用で
1つずつしか出来ない娘は
高校受験でバレエを休み
復帰したものの
学校との両立ができず
さて、またバレエやろうと思ったら
コロナ禍の始まりでした

私には分からない
彼女の心の成長や揺れるものが
あるのだろうと
本人に任せています

離れる
という言葉を感じたことが
つい最近娘のこと以外で
ありました

私には
中途失聴の生徒様がいて
私は
いつからか
その方の為なら
何でも頑張れるようになりました 
先日14回を無事終えた
SONIA ハンドメイドマルシェも
彼女の為に始めたものです

他の作家様との交流も
遠くから見守って
通訳が必要そうと思ったら

会話に混ざったりしていました

手話下手なのであんまり役に立ちませんが


そうして何年経ったか

先日、企業様からお声掛けいただき
呼ばれた場所でのワークショップ
信頼できる彼女と
もう一人優しくて心が美しい方に
アシスタントをお願いしていました

ところが
想定外なことが、、
参加者のお一人、お年を召した方が
1時間ほど早く来られ
皆さんと一緒には難しいかもだから
先にやりたい、しかもワークショップの場所ではなく室内で、、
まぁ、1時間あるし
大丈夫やりましょうね
と、始めたら、
なんと、他の方2名さまが30分以上早く来て
座ってしまったのが
ガラス越しに見えて。
企業さま、スタッフの方に
まだ30分以上あるからお買い物とかされてと
言ってもらっても駄目で💦
しかも聞こえる方はお昼に出られていて
聞こえない生徒様だけが
側にいらして

待ってくれるよう
言いに行こうとした時、、、

「私は耳が聞こえません。でもこの音声変換アプリに言ってもらったらわかりますから。」としっかり堂々と対応し、参加の方もわかったわ!と笑顔で。
一歩、そちらへ行こうとした足を
引っ込めました。
 
指示を仰ぎながら
ワークショップを進め
その上 遅れてきた他のアシスタントさんにも説明し
その姿を胸が詰まる思いで見守りながら
私は私の仕事をすることが出来ました。

私よりも はるかに勉強熱心で
丁寧な生徒さま
いつも控えめに 支えてくださる

音声変換アプリや
ドラマ サイレント
などのお陰で
違う立場の人同士のコミュニケーション
というものが
少し世の中に浸透して

先日のマルシェでも
来客の方との会話を心配して
そっと側に立ったけれど
「自分でなんとかしよう。なんとかできる」
彼女の心の言葉が聞こえて
またそっと 離れた私でした

私の運命の道標のような彼女が
私を必要としなくなっても
私は助けられ続ける手のかかる
先生で、
これからもよろしくね
と思いながら
マルシェの、片付けをまた手伝って
もらいました

怠け者な私だけど
みんなのためには頑張れる
楽しいことをやっていきたいね