「去年の今夜はヴィレッジヴァンガードにいたんだよ。」と
帰宅するなり夫がそう言って部屋に入ってきました。
 
 
そうでした。昨年の今夜、
2019年9月9日月曜日
私たちは1935年創業ニューヨークの老舗ジャズクラブ”ヴィレッジヴァンガード”にいました。
 
 
『あこがれのヴィレッジヴァンガードに行きたい』
 
 
食道がんから復帰して1年半。夫の長年の夢を叶えるため、NYまで飛んだのでした。
 
 
ジャズが大好きで、大学時代はアルバイトで稼いではジャズ喫茶に行ったり
レコードの購入にあてていたそうです。
 
 
こんばんは。
あけみんです。
 
 
 
 
 店に到着したらグリニッジ・ビレッジの街並みを歩いてみようと予定していました。
 
 
けれど案内してくださったSさんが、
「前の席をとりたいなら、すぐに並んだ方がいいですよ。」と教えてくれました。
 
 
Sさんはご両親のお仕事の関係で日本とアメリカに国籍があり、
 
 
今後の働き方を考えながら、NYに在住されているとのことでした。
 
 
クリスマスのころに日本からお母さまが来られるそうで、お買い物メインになさるようでした。楽しまれたことでしょう。
 
 
 
 
さて、座席順は2番目です。
午後6時半から並んで、7時に入店。
演奏開始の午後8時まで待ちました。
 
 
ミュージシャンたちがやって来て目の前で準備の様子を見ているとあっという間です。
 
 
お互いにお酒が飲めないので、
ジンジャーエールを頼みました。
  
 

 
1966年から毎週月曜日には、
ヴィレッジヴァンガードジャズオーケストラの演奏が伝統だそうで、
このライブを体験したくてやってきました。
 
 
店内はほぼ満席。ピアノと至近距離で、わくわくが止まらない少年のような夫です。
 
 
 
 
目の前の演奏は迫力がありました。
私は曲名など全くわかりませんが、
夫はすごく楽しめたようです。
 
 
演奏と夢が叶った感動で元気をいっぱいチャージできた様子でした。音楽の力ってすごいですね。ありがとうございました。
 
 
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一日も早くコロナが収束し、ミュージシャン、ジャズシンガーのみなさまが再び伸びやかにセッションを繰り広げられる日が訪れますよう願っております。
 
 
 
 今夜はCDをかけて思い出しています。
 
 
「海外旅行に行きたいなら、今、身体の状態がよいうちに早く行った方がいいですよ。」
 
 
主治医の先生に背中を押していただきました。昨年9月、思いきって NYへ行ってよかったです。
 
 
ありがとうございました。