クリスマスが近づいていた１２月の初旬、
季節感を全く気にせずオーダーメイドレッスンで
取り組んでいただいたのは桜のリース。
白い八重桜をたっぷり使ったホワイトリースです。
もともとはカスミソウだけのリースを作りたかった生徒さん。
イメージとして生花のカスミソウだけで作られた、
かわいいリースの画像を送っていただきました。
ですが残念ながら、アーティフィシャルフラワーで
生花に近いクオリティのカスミソウは、
見たことがありません。
おそらくこれからも出てこないでしょう。
なぜならカスミソウは
アーティフィシャルフラワーで再現するには
あまりにも小さすぎるからです。
あの糸のように細い茎や、
つまようじ位の細さしかない花びらを
人工的なもので作るのは不可能だと思います。
アーティフィシャルフラワーは、
小さい花ほど生花のようなクオリティに作るのは
難しいものです。
中には全く別物というくらい本物とはかけ離れた
花になっていることも多いので、
私は大きい花よりも小さい花を選ぶ方が
クオリティに注意しています。
そんな理由から、今回はカスミソウの代わりに
白の八重桜を提案させていただきました。
リースの土台を隠すために白の紫陽花も
少し使っていますが、あとは八重桜をたっぷりと。
仕上げにシルバーグリーンのチランジアを
ふんわりとかけて大人っぽいリースになりました。
実はこのチランジアだけは本物。
生きているものを使っています。
チランジアについてはまた後日詳しく書きますね。
