10月2日(木)保育園にて歯磨き講習会を開催いたしました。
小さな子供たちにわかりやすく、飽きさせないように楽しくお話しすることは、大人向けの講習会より難しい面があります。内容を簡単な言葉で伝えなくてはなりませんし、あきてよそ見をされたりしたら台無しです。
歯に良いおやつや、硬いものをよく噛むことなどをお話ししました。
実際にみんなで歯磨きを練習してみたのですが、お伝えしたようには全く磨いてもらえません。強く同じところをこすったり、ただ歯ブラシをもってぼーっとしていたり、話し手の能力不足かもしれませんが・・・
講習会を終え思うことは、お子さんだけでなく保護者の皆様にもお話を聞いていただきたいです。正しい生活習慣ができ、歯磨きの時間もしっかり確保し、硬いものも食べつつ、適度に甘いものも食べる、これはお子様だけでは到底不可能ですから。
実際お子様の虫歯や磨き残しは、保護者の考え方、生活習慣に相関していると実感します。規則正しく早寝早起きができているお子さんは、お口の中の問題はほとんど見当たりません。ゲームをしたりして夜更かしし、朝は起きられず、朝食もきちんと取らず生活しているお子さんは悲惨な口腔内になっています。
虫歯だらけ、磨き残したくさんのお子さんでもせめて歯科医院に連れてきてもらえれば、徹底したクリーニングをし、高濃度のフッ素(9000ppm)塗布をし、永久歯にはシーラントをしてあげられます。そして毎月でも来院していただければ、ブラッシングのお手伝いや指導をすることができます。
健全な口腔内を確立してあげることは、健康を維持することは、お勉強ができることよりはるかに大切です。

