今年も家族3人でお花見しました。恥も承知のペアルックで。この上ない幸せです。
春のたった1~2週間ほどしか咲かない花、桜は特別感がありますよね。
私は桜に苦い想い出があります。
前夫から2年連続で2度もの婚約破棄をされたのが、どちらも3月だったからです。
翌月には、私の両親へ結婚の承諾を得に行くはずでした。
当然、両親にも伝えてありましたので、前夫との結婚を諦められなかった私は
「別れた(別れを告げられた)。」
とは言えず。
「彼が病気になってしまった。治療に専念するため、しばらく結婚は難しい。」
と伝えていました。
1度目の婚約破棄こそ、私は前夫が鬱になってしまったと思い込んでいたので嘘ではないのですが、別れを告げられたことは言えませんでした。
両親は心配していましたが、自分達はどうすることもできないので見守ってくれている形でした。
今年も一緒に桜を見れると思っていたのに、何の前触れもなく突然、
「1人になりたい。自由になりたい。」
と前夫から別れを告げられ。
前夫と結婚し、幸せな家庭を築いている姿しか想像していなかった私は、目の前が真っ暗になり、どうしたらいいのかわからなくなってしまいました。
「1人になりたい。自由になりたい。」
としか言わなかった前夫。婚約破棄した本当の理由は、後々、問い詰めたらこう答えました。
1度目は
「好きな女性ができてしまった。」
2度目は
「慕っていた上司に裏切られて、すべてが嫌になってしまった。」
です。
どちらも身勝手極まりないですよね。
20代を捧げ10年以上も尽くし、30代半ばになる女性を、婚約直前に2度も捨てるなんて。
私の男性を見る目の無さも絶望的でしたが、ずっと本性を隠していた前夫には、騙されたと感じています。
そんな前夫とは、県内の桜巡りをしたものです。観光誌やネットに掲載されている場所の9割は見に行きました。観光名所や史跡なども含めると、10年がかりでした。
桜に罪はないので、写真は残してあります。
過去も何も関係なく、写真に映る桜はどの桜も綺麗です。
東日本大震災が起こった年も、桜は変わらず咲きました。
とても綺麗でした。
改めて、この光景が見れることを当たり前だと思わずに、感謝していたいです。