再会する前、彼の私に対するイメージはこんな感じだったのでしょう。

 

「変わってないけど、メイクとか服装とか落ち着いたね!

俺は服装も何も変わってないけど(笑)。」

成人式後の食事会は私服だったので、そのイメージが残っていたのだと思います。 

彼とは会う前まで、LINEで1日3往復ほどのやりとりと、たまに電話で話をしていました。どちらも彼からです。 

彼は、私の悩みや不満を否定せずじっくり聞いてくれ、共感もしてくれ、最後には必ず「大丈夫だよ。」と励ましてくれました。

「大丈夫だ。俺、説得力あるっしょ?なんたって1度死にぱぐってっからね!(笑)。

はなが頑張ってるの見てるよ。いつでも話聞くからね!」

と、まるでカウンセラーのようでした。 

夫からも

「はな、以前の前向きさを取り戻したね。」

と言われたので、彼の存在は私にとって、大きな力と支えになっていたのです。

ただ、彼にはずっと壁を感じていました。

初めのうちは、様子を見られているのかな、気のせいかなと思っていましたが、再会してからも変わらなかったので確信したのです。

私が聞けば答えてくれるけれど、それ以上話を広げたり深く話したりしない。 

今日何をしていたか聞いても、返ってくる言葉は「家でゴロゴロしてた。」と言う。 

彼からは悩みや不満を話してくることはなく、意見してくることもなかったのです。 

まるで上辺だけの会話をしているような。話を聞いてくれるのも、本気で聞いてくれているというより上手く流されているような。

そんな感じがしていました。 

再会してからは、追い討ちをかけるかのようにLINEのやりとりが激変し、その日ではなく翌日に返事がくるようになり。既読もすぐに付いていたのが、付くのは夜寝る頃。彼が休みの日でもです。 

再会できたことで安心したのでしょう。素を見せても大丈夫だろうと。 

でも、私はずっと感じていた壁を、気のせいじゃないと確信してしまったのでした。 

ある日、彼にそれを伝えると

「ごめんね。 

今後はなかなか連絡取り合えないかも。 嫁が最近仕事辞めていつも家にいるんだよね。」

との返事が。

嘘だとわかりました。

奥さんが仕事を辞めたからといってやりとりはできるはずです。

彼にとって私は重たかったのだと思います。

苦しい言い訳をしてまでやりとりしたくなかったんだなと、再会できて満足して、たまに話したり暇を潰せる気軽な友達でいたかったんだなと思いました。 

それなら私は、彼と仲良くなってどうしたかったのか? 

私は、お互いに恋愛感情がなければ男女の友情は成立すると思っているので、異性を超えた信頼できる男友達がほしかったのです。 

恋愛では別れがきたり、続けるならステップアップして関係性が変わっていくけれど、友達なら変わらない関係でいられる。それを異性と築けることに憧れがあったんだと思います。 

夫のことは男性として見ているので、期待や不満が出てきてしまう。それはお互い様。でも、男友達なら、男性として見ないのでフラットな関係・気持ちでいられる。それもお互い様。 

彼とはそうなれるような気がしたんです。そういう話もしたのですが、彼は合わせてくれていたのでしょう。 

「はなは俺にとって大切な人。

中学の時あのまま付き合ってたら、どんなに幸せだったんだろうなって思う。

俺もはなとは友達じゃなく親友になりたいと思ってる。」 

そんな風に言ってくれていました。 

彼のことを今は思い出さなくなってきましたが、ふとした時、思い出すと、元気でいてほしいなと思います。