こんにちは、フラワー動物病院の藤村です。

飼い主さんがワンちゃんにフードを与える。
そして、ワンちゃんがものすごい勢いで食べてくれる。

それって、飼い主として
すごく気持ちのいいものですね。

とはいえ、子犬のときから
うまくしつけていかないと困ることがあります。

ワンちゃんの食事中のことなんですけど、
飼い主さんが近寄るだけで、
ワンちゃんが唸ったり噛んだりしてくることです。


なんで、ワンちゃんが噛んだり唸ったりするかというと、
ワンちゃんが食べているおいしい食事を飼い主さんに
取られたくないからです。


で、もし大人のワンちゃんになっても
唸ったり噛んだりしてくるようなら、
過去に以下のような問題があったかもしれません。

子犬が食事中。
飼い主さんがちょっかいをかけたり、叱ったりする。
これって、子犬にとっては、
食事の取り合いっこをしていると勘違いしやすいです。

で、そんなときにたまたま
ワンちゃんが唸ったり噛んだりするわけです。
自分の食事を取られまいとして。

そしたら、飼い主さんがちょっかいかけたり、
叱るのをやめるのはよくないです。

ワンちゃんは以下のように学習するからです。

あ、なるほど。
噛んだり唸ったりすれば、
自分の食事を取られずにすむんだ!
」って。

そして、その後は
ワンちゃんの食事中には
飼い主さんは近づくことさえできなくなるわけです。

こんな状況になると、
たとえば、将来ワンちゃんが病気になったときに
非常に困るわけですよ。

食事の中にお薬を混ぜたけど、
ワンちゃんがうまいこと、お薬だけ避けたって
そのお薬を飲ませるのだって一苦労じゃないですか。

これはあくまで一例ですけど、
どう考えてもメリットはありません。

じゃ、どうすれば、食事中のワンちゃんに近寄っても、
噛まれたり、唸られたりしないようにできるか?

一番簡単な方法は
特に子犬であれば、
1回に与える食事の量を4分の1くらいに減らしましょう。

そして、4分の1に減らした食事を
ワンちゃんが食べ終わったら、
4分の1量の食事を加えます。

で、またワンちゃんが食べ終わったら
また、食事を加える。

これを繰り返して、
いつもの1回分の食事量を食べさせましょう。

こうすることで、
おいしい食事を与えてくれるために
飼い主さんが近づいてくるんだ!

ってワンちゃんが理解するわけです。

でもって、もっと慣れてきたら
今度は、ワンちゃんが食べ終わった器を取り上げて、
おいしいおやつを器に入れて
またワンちゃんに与えましょう。

こうすることで、
飼い主さんがワンちゃんの食事中に近寄っても
噛まれたり唸られたりしないようになるでしょう。

どうぞ、ご参考までに!

お知らせ

フラワー動物病院はアイペットさんやアニコムさんなどの
ペット保険に対応しております。

窓口精算ができますので、
手続きが簡単ですよ。


ペットの皮膚病を解決!フラワー動物病院-イズミヤ西神戸店1F 大久保ICすぐ-アニコム



ペットの皮膚病を解決!フラワー動物病院-イズミヤ西神戸店1F 大久保ICすぐ-アイペット


〒651-2412

兵庫県神戸市西区竜が丘1丁目21-1 

イズミヤ西神戸店1階


神戸・明石のフラワー動物病院 院長 

獣医神経病学会 会員 

日本獣医画像診断学会 会員


藤村 淳


フラワー動物病院


電話番号078-969-3311

10時から18時まで受け付けています。フラワー動物病院で診療を受けようか迷われている方は、一度ご連絡ください。


フラワー動物病院は土日祝日も休まず診療しています。