静寂というと、音がないことを
思い浮かべるかもしれません。
けれど、
私が感じている静寂は、少し違います。
鳥が鳴いていても、風が吹いていても、
そのもっと奥に、静かなところがある。
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私たちの頭の中では、
いつも何かが動いています。
昨日のこと。明日のこと。
あの人に言われたこと。
これからしなければならないこと。
あれでよかったのか。
こうすればよかった。
けれど、その思考を追いかけずにいると、
やがて、思考と思考の間にあるものに
気づくことがあります。
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静寂。
何も起きていないように見えるけれど、
完全な「無」ではない。
呼吸がある。身体がある。生命がある。
そして、言葉になる前の何かがある。
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なくなったのではなく、
覆っていたものが、なくなった。
そう考えると、見え方が変わります。
静寂は、
生命が止まった場所ではなく、
余計なものが静かになったからこそ、
それまで聞こえなかったものが
現れてくる場所。
静寂のなかにある、生命の息吹。
何かを足すことでたどり着くのではなく、
手放していった先で、初めて現れてくるもの。
そして、
その静寂のさらに奥に、
ひとつの領域があります。
つづく