白茶の中でも、名前からして美しい
「白牡丹(はくぼたん)」。
白毫銀針のように芽だけでつくられるのではなく、
白い産毛に包まれた芽と、
そのまわりの若い葉を一緒に摘んでつくられます。
茶葉を眺めていると、
銀白色の芽を囲むように葉が重なり、
どこか一輪の花のよう。
「白牡丹」という名前も、その姿が牡丹の花を
思わせることからつけられたといわれています。
白牡丹とは?
白牡丹は、中国・福建省を代表する白茶のひとつ。
白茶には、
*白毫銀針
*白牡丹
*貢眉
*寿眉
などがあり、使われる芽や葉によって、
それぞれ表情が変わります。
白毫銀針が、ふっくらとした芽を中心に
つくられるのに対して、白牡丹は芽と若い葉を使います。
そのため、白毫銀針の繊細さを持ちながら、
葉から生まれる香りや味わいも重なってきます。
お湯の中で、花のようにひらく
白牡丹の好きなところは、お湯を注いだあとの姿。
乾いていた葉がゆっくりとほどけ、
銀白色の芽と葉が茶器の中でひらいていきます。
淡い黄金色の茶湯。
やわらかな甘み。
ふわりと立ち上がる、
花や若葉を思わせる香り。
白毫銀針とはまた違う、
少し華やかな白茶の世界が現れます。
白毫銀針と寿眉、そのあいだ
白毫銀針、白牡丹、寿眉。
同じ白茶でも、並べてみると本当に表情が違います。
白毫銀針には、
芽ならではの繊細さと透明感。
寿眉には、
大きく育った葉から生まれる、ふくよかさと深み。
そして白牡丹には、
その両方をつなぐような、軽やかさと華やかさがあります。
どれが上ということではなく、
その日の気分によって飲みたい白茶が変わる。
それも、中国茶を楽しむ時間のひとつです。
茶葉を選び、湯を沸かし、香りを待つ。
一杯のお茶の中にも、それぞれ違う景色があります。
白茶の世界は、まだまだ続きます。
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有形無形、そのあわいへ。
静寂のなか、本来の自分へ還る。
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