どうにもならないことを、この生の終わり方を

知っているとしたら、私はそれに手を伸ばしただろうか…?

 

もう帰りたい。

 

そう言っても、この生を終わらせられない

自分で終わらせる気はない。

 

でも、帰りたいと思う。それは止められない。

 

ゆっくりと流れるこの緩慢な時間を愛しいと思うこともあれば

今日は、妙に、煩わしい

 

何をこれ以上自分に求めるのか?と問いたくなる

 

なにもかもを奪っておいてこれ以上何を求めるのだ!と言いたくなる

 

生きたい気持ちも、意欲ももうないのに。。

 

これ以上自分から奪うな!とどこかに叫びたくなる

 

もうただ限界。そう思っても、自分を手綱を離す気はない

 

久しぶりの雨が大地に染み込むように、自分の心にも癒しが届けばいいのに。。と、そう思う

 

妙に奇妙な共感を得ながら、漫画を読む

そう、もう帰りたいのに、帰れない

帰る場所などないことを、知っている

 

居場所があればいいのに

それを作る生き方をして来なかったのは私だ。

 

だから、今更それを求めるのか、と自分を嘲笑う

 

 

flos