げんじつとうひの館 -16ページ目

げんじつとうひの館

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久しぶりのモテくん。

席替えがあって教室のまん真ん中の席になり、
悪さが出来なくなった。

先週の金曜日。
前日の雨で、昼休みに校庭が使用禁止になった。
ほとんどの子が教室で、カルタをしたり、図工のお面を作ったりして、静かに遊んでいた。

相変わらず宿題をやってこないkくんに、宿題をやらせていたら(やってこない子は、いつも昼休みに居残りー)

背後からモテくんが、私の背中をなでに来た。
『砂漠の花か!?』



いや、まさに。Na・de・Na・deボーイか。

「先生は、女子を敵に回したくない。」
「あっちで静かに遊んで来たまえ。」

モテ「僕の一番好きな人は、誰でしょう?」
モテ「ちなみに、先生は2番目です!」

この前まで、大嫌いって言ってたのに?
随分と素直ですねぇ。

「まぁ、それはそれは。光栄ですわ!ありがとう」

モテ「一番は、誰でしょう?」

は。どうでもいい。

モテ「…教えませーん!」

「先生は、2番目でとても嬉しいので、満足です。kくんの邪魔やから、あっちに行っといて??」

「先生?ホークスのキャンプ、行った?」

うっ、今ホークスの話題を、振る?振っちゃうのかい?

それからしばらく、kくんの宿題を教えているにもかかわらず、ホークスの話題で嫌という程、盛り上がった。

モテ「先生。キャンプに行ったら、バッジもらえるんだよ。僕はもう20個も持ってるから、1つあげようか?」

「いやいや。それは、一番好きな子にあげなよ。きっと、喜んでホークスファンになってくれるさ」

モテ「女子は、野球知らんもん。いらんて。つまらんし。」

「とにかく。せっかく集めたんだから、持っておきなさいよ!気持ちだけもらっておくね」

すると。
モテくんは、そばでハンカチ落とし(懐かしー)に興じていた女子の一人の背中もなでた。

あ!あの子かぁ!!
私も、あの子好きやわぁーーデレデレ

モテくん、いい子選んだなぁ♡
なんか、母のような気持ちになる。ふふっ。

うちの息子らも、
「ママは2番目に好きやからねー」とか言うんやろなウインク

「コラー!女の子に触るなやー。女子っ!反撃して良いよ!」
「いけーー!がんばれー!モテくんを倒すのだ!」

女子たち「きゃー!モテくんをくすぐれー♡」
女子「まてー♡まってよー♡」

ほっほっほっ。
5〜6人の女子に追いかけ回されて、机の隅においやられ、女子に囲まれてくすぐり攻撃をうける、モテくん。

モテ「イヤー。やめてー。あっあっあっ…」

ほほっ、モテるのも辛いよのう。

息も絶え絶えに、虫の息で戻ってくるモテくん。

「もう、戻ってくるなって…」
モテ「えー?でも、ココが良い。」

懲りないヤツ。

実は。モテくんと私は、誕生日が1日違いでして。
だからか知らんが、相手の考えていることが、よーくわかる。
それに、好きなものも趣味も似てる。
なんでも、お見通し。

だから、気が楽だし、話していて楽しいってのは、ある!

ホント、親子みたいな感じ?

そして。
追いかけっこしていた女子たち。

「モテくんと追いかけっこ、楽しかったぁー♡」ですって。

普段なんとも言ってない子も、君のことが好きなのだと思うよ、モテくん。

いやー。モテる男は、つらいよね。