席替えがあって教室のまん真ん中の席になり、
悪さが出来なくなった。
先週の金曜日。
前日の雨で、昼休みに校庭が使用禁止になった。
ほとんどの子が教室で、カルタをしたり、図工のお面を作ったりして、静かに遊んでいた。
相変わらず宿題をやってこないkくんに、宿題をやらせていたら(やってこない子は、いつも昼休みに居残りー)
背後からモテくんが、私の背中をなでに来た。
『砂漠の花か!?』
いや、まさに。Na・de・Na・deボーイか。
「先生は、女子を敵に回したくない。」
「あっちで静かに遊んで来たまえ。」
モテ「僕の一番好きな人は、誰でしょう?」
モテ「ちなみに、先生は2番目です!」
この前まで、大嫌いって言ってたのに?
随分と素直ですねぇ。
「まぁ、それはそれは。光栄ですわ!ありがとう」
モテ「一番は、誰でしょう?」
は。どうでもいい。
モテ「…教えませーん!」
「先生は、2番目でとても嬉しいので、満足です。kくんの邪魔やから、あっちに行っといて??」
「先生?ホークスのキャンプ、行った?」
うっ、今ホークスの話題を、振る?振っちゃうのかい?
それからしばらく、kくんの宿題を教えているにもかかわらず、ホークスの話題で嫌という程、盛り上がった。
モテ「先生。キャンプに行ったら、バッジもらえるんだよ。僕はもう20個も持ってるから、1つあげようか?」
「いやいや。それは、一番好きな子にあげなよ。きっと、喜んでホークスファンになってくれるさ」
モテ「女子は、野球知らんもん。いらんて。つまらんし。」
「とにかく。せっかく集めたんだから、持っておきなさいよ!気持ちだけもらっておくね」
すると。
モテくんは、そばでハンカチ落とし(懐かしー)に興じていた女子の一人の背中もなでた。
あ!あの子かぁ!!
私も、あの子好きやわぁーー
モテくん、いい子選んだなぁ♡
なんか、母のような気持ちになる。ふふっ。
うちの息子らも、
「ママは2番目に好きやからねー」とか言うんやろな
「コラー!女の子に触るなやー。女子っ!反撃して良いよ!」
「いけーー!がんばれー!モテくんを倒すのだ!」
女子たち「きゃー!モテくんをくすぐれー♡」
女子「まてー♡まってよー♡」
ほっほっほっ。
5〜6人の女子に追いかけ回されて、机の隅においやられ、女子に囲まれてくすぐり攻撃をうける、モテくん。
モテ「イヤー。やめてー。あっあっあっ…」
ほほっ、モテるのも辛いよのう。
息も絶え絶えに、虫の息で戻ってくるモテくん。
「もう、戻ってくるなって…」
モテ「えー?でも、ココが良い。」
懲りないヤツ。
実は。モテくんと私は、誕生日が1日違いでして。
だからか知らんが、相手の考えていることが、よーくわかる。
それに、好きなものも趣味も似てる。
なんでも、お見通し。
だから、気が楽だし、話していて楽しいってのは、ある!
ホント、親子みたいな感じ?
そして。
追いかけっこしていた女子たち。
「モテくんと追いかけっこ、楽しかったぁー♡」ですって。
普段なんとも言ってない子も、君のことが好きなのだと思うよ、モテくん。
いやー。モテる男は、つらいよね。