ドイツのことやら、何やら、
ブログに書きたいことは山ほどあるのに、
いざ書こうと思うと、あっちこっちに話が飛んで、
収集つかなくなって、何も更新できずに、諦める夜が続いています![]()
文才が欲しいです・・・
このままでは、ブログを一生更新出来なそうなので、
今日はFlippan宛てに戴いたご質問をテーマにしてみました。
==========================
『革無口って、必要なのですか?』
ということで、今回は無口について考えてみました。
そもそも、無口とはどんな馬具なのでしょうか?
無口に繋がれた馬は、人間の指示に従順であることが求められます。
無口に引手をつけて曳いたときには、
人より先に行くことなく、道草することなく、
落ち着いて人の行くほうへ付いていくこと、
繋がれたら、大人しくしていること。
それを分からせる道具が無口です。
無口をつけた瞬間から、調教が始まっているんですね。
無口の種類について
主に、ナイロン無口、革無口、ロープ無口の3種類があります。
ロープ無口
ロープ無口というのは、一般的に、
1本の長いロープを、金具を使わず、結び目を作ることで
無口になっています。
この結び目を動かすことで、
馬の頭の形、サイズに合わせて調整ができます。
ロープ無口は、主にグラウンドワークでの調教において、
非常に効果的です。
3タイプの無口の中で最も細く、プレッシャーが明確に伝わるため、
こちらの、
やってほしいこと、やってほしくないことを馬に理解させやすいです。
最大のデメリットは、『可愛い!オシャレ!!』といった賛辞には
縁がないデザインばかり、というところでしょうか。
Flippanでは、ナチュラルホースマンシップのロープ無口を扱っています。
ナチュラルホースマンシップ無口の在庫確認
ナイロン無口
ナイロン無口は、カラーバリエーションが多く、
デザインも豊富で、柄が入ったものもあります![]()
ナイロン無口には、センシティブな頸と鼻の部分にフリースのパッドがついているものも多いです。
ロープ無口と同様に、濡れても吊るしておけば乾くので洗い場でも扱いやすいですし、革無口に比べて軽いし、安いです![]()
しっかり2層以上のレイヤーになっているナイロン無口であれば、
壊れにくいので、コストパフォーマンスもよく、
色褪せするまで(色褪せしても)使い続けられます。
が!壊れにくいというのが、
このナイロン無口の、
唯一のデメリットにして、
最大のリスクでもあります。
どこかに無口が引っかかったりした時に、
ナイロン無口はまず切れません。
驚いてパニックになっている馬が、
その状態から逃げようと必死に動いても無口が取れないゆえに、
体や頭が自由にならない、ますますパニック…![]()
周りに人がいれば、無口をとるか、繋いでいる引手を取ってあげれば、最悪の事態は避けられますが
馬運車の中とか、放牧などの
人が常に目の前にいてやれないシチュエーションで使用するには
最もリスクの高い無口になります。
革無口
革無口は、色やデザインはナイロン無口ほど多くありませんが、
やはりクラシカルな美しさ、格好よさがあります。
競技会場など、晴れの場では特に使われている方が多いです。
そして、革はとても丈夫ではありますが、
自然素材なので馬の全力ではブチッと切れます。
ですので、人の手がすぐに届かない輸送時、放牧時には特に、
革無口が向いています。
デメリットは、革の特性上、水に濡れるのは苦手ですから、
馬洗時には向きませんし、他の革製の馬具と同様に、
定期的にオイルやレザーソープでのお手入れも必要になります![]()
また、一般的な革無口は、3タイプの無口の中で、
お値段的に一番高いです。
でも、しっかり手入れをして使えば、ずっと使用できますし、
この革無口は馬に優しいアナトミカル仕様
ほとんどの無口はサイズ調整可能になっています。
無口のフィッティングは、
鼻革が、馬の頬骨から指二本分程度のところにくるように、
更に、指が3本くらい入るきつさが丁度良いです。
きつ過ぎると不快ですし、
緩いと、どこかに引っ掛ける危険が出てきます。
喉は、顎や頸の動きを妨げない緩さで調整してあげます。

どの無口にも、それぞれのメリット・デメリットがあり、
革無口にも、その利便性があることをご理解いただけましたでしょうか?
目的、シーンに合わせた馬具選びのご参考になれば幸いです。
ちなみに、私のいた厩舎には、ほとんど革無口しかありませんでした。
ナイロン無口は多分、1~2本だったかな?
これらの革無口は、馬とともに年月を重ねており、
無口の色で、若いか熟年か分かるくらい
とてもいい色になっていましたよ![]()
