「ひさしぶり。」
みんなにここで会うのもひさしぶり。
そして、
言葉をここに書き留めておきたいと思ったのもひさしぶり。
それは、宣伝でもなく、バンドの近況報告でもなく、
私がみんなに届けたいとある気持ちが生まれたから。
一冊の本について。
その本の名前は[サラバ!]
私がたった今読み切った本です。
直木賞を受賞された西加奈子さんの一冊で、
既に読んでる人もきっと多いはず。
読み終えた今、この瞬間の気持ちを書き留めておきたいと思った。
私の為にも。
読んでくれて、何かを感じるとる人の為にも。
読み始めたのはもう半年も前。
子供の頃から本を読むのが苦手だった。
けど、稀にハマって一夜で一気に読み切る本もあったり。
気まぐれな本好き。
そう、半年前からちょこちょこ読み進めては休んでの繰り返しだった。
だけど、ここ数日間で一気に読みたいモードに突入。
話が進めば進むほど感じる事が多く、共感というよりもリンクするものが多くて、ページを捲るスピードもあがっていった。
読み切った今、この本に出会えた事に感謝するほどです。
幼い頃に家族というものに葛藤や劣等感を覚えていた人。
私はいつだって孤独に生きてきたと感じてる人。
見えそうで見えない、何かを必死に追いかけて辛い人。
そして....
強がって意地はっていても、
本当は心の底から幸せだと感じたい人。
そんな人たちに、
西加奈子さんのサラバ!を是非読んで欲しいと思った。
私自身、サラバ!の中の生きてる言葉に触れて、変わりそうなのか、生まれそうなのか、はたまた、潜在意識のなかのものなのかはまだ分からないけど、すごく不思議な感覚がすぐ側にいる。
そんな稀な体験を"たった今"しているから、みんなに伝えたいと思ったんです。
とても、良い本に出会えた。
Sachiko


