ゆるやかで、尽きることのないカーブを、二台の乗用車が、ならんで、どこまでもどこまでも走り続け 山手線一周サイズの渦潮に、洋上で出会ったとき。 怖れを留保して、眺め得るなら、それがどういうことになるのか想像する。