
お饅頭は好きですか(笑)
今日は私が勝手に作った
お饅頭の創作童話をお話ししましょう
最後まで
お付き合いくださいね

むかぁし むかぁし
那覇に住むエーという働き者の若者がいました
お父さんが亡くなってから
お母さんは床に臥せりがちです
エーはくる日もくる日も畑しごとをしました
春に種を蒔いて
夏に雑草を抜き
秋には収穫です

毎年 毎年一生懸命畑をしました
お金はお母さんの薬代で消えます
エーは畑仕事の合間にお母さんの世話もしました
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ある朝
床から起きれなくなったお母さん
そのまま静かに息をひきとりました
小さいながらもこころのこもったお葬式でした

ひとりぽっちになったエー
ある日雨の中ずぶぬれになり急ぎ足で行く女がいました
それを見たエーは傘の代わりにクバ笠をあげました
クバ笠は畑のない真冬にエーが作ったものです
月日がめぐり春がきました
あの女がクバ笠を持ってエーの前に現れました
エーも女もお互いに好きになりました
しかし哀しいかな エーには何もありません
粗末な畑だけです

森で会ったり
川で会ったり
境内で会ったり
エーと女は毎日のように逢いました
ある日エーは覚悟をきめました
女を嫁にしようと・・・・・
エーには畑しかありませんでした
畑で小豆と小麦を育てました
スクスクと成長し秋になり収穫です
小豆を煮て
小麦を臼で引いて
お饅頭を作りました
どこにでもあるお饅頭では意味がありません
そこでエーは必死で考えました
めでたい時には熨斗だ
しかし熨斗紙すらありません
そこでエーは必死で考えました

お饅頭に『の』と描いたのです
それを庭に植わっている月桃の葉で包みました
大急ぎで女のもとへ駆けるエー
月桃の香りがあたり一面ぷんぷんとただよいます
女のご両親はエーの知恵に深く感心しました
こうして
エーと女はめでたく結ばれました
エーは「の饅頭」でおお金持ちになりました
とさ(笑)
お粗末さまでした^^
みなさん 素敵な週末をお過ごしください