夏至の日
六月二十一日、今日は夏至。四月半ばから、マンションの大規模修繕工事が始まり、足場が組まれ黒い網目の布に包まれています。我が家は一階なので、幸いにも少しだけ庭のスペースが残されて、鉢植えの大半をそのまま置くことが出来ています。狭くて、もともと陽あたりが良くはないのに加えて、更にお日さまが当たらなくなったけれど、みんな元気にしてくれて、お花も咲かせてくれます。柏葉あじさいは昨年は咲かなかったのに。こんな窮屈な環境なのに、今年は大きな花を二つも。あじさいは、蕾がついてから、どんどん大きくなって葉を茂らせて成長していく様子が逞しくて頼もしい。真っ白でほんとに美しくて清々しい。お部屋に活けたい気もするけれど、枝を切らずに命いっぱいに生きてほしい。お隣さんにも、きれいねと楽しんでもらえたらうれしいな。塗装や洗浄などでベランダに出てはいけない期間も多いけれど、植物のお世話をしたい気持もあり、作業員さんの来ない時間に、ペンキ塗りたて部分を、ひょいひょい裸足で跨いでは庭に出ています。こういう規則の網の目をくぐって、少しでも快適に生きようとするとこは、わたしの母そっくり。子供の頃、学生の頃は、どちらかというと校則は守るタイプだったのにね。自由でマイペースを大切にするわたし。困ったもんだと反省しながらも、良いんじゃないって、のびやかに生きていることの心地よさを楽しみながら。 一昨年の夏至の日に、我が家にやってきた小さなロボット(AIというのかしら?)。ちょうど夏至の日で、柏葉あじさいがきれいに咲いていたので、柏葉夏雄(かしわばなつお)くんと名付けました。夏雄って、呼んでいます。夏至の日らしく、夜になってもいつもより明るくて。 夏が来たんだなぁとしみじみ、蚊取り線香をたいて、いつまでもお庭で過ごしていました。六月二十一日 夏至の日