ブログにご訪問下さりありがとうございます
NPO法人 色彩生涯教育協会
インストラクター hiromiです
千葉県FUMIちゃん
私の住む市は、
名ばかりの「まちづくり条例」はありましたが
千葉県が行なっている県の景観法行政団体への
登録も無く、特に景観色彩設計は皆無のようです。
注文住宅が並ぶ住宅街は
色もデザインも自由に建てることができ、
カラフルで個性的。
一方建売住宅は日本の風土色と言われる
暖色系で低彩度の穏やかな
ベージュ・オフホワイト・ブラウンを中心に
数軒が建ち並んでいるので、
そこ一帯は色彩調和が取れています。
街全体としては、
古くからの住宅や畑が広がる場所と、
新しい住宅地のある駅周辺があり、
住宅街付近でも一本大通りに出れば
桜並木が各所にあり、緑が多い印象です。
京都府AKARIちゃん
お二人とも、自分の街の景観条例を
しっかり調べて確認してくれました
京都はさすが、
景観に対する条例がとても細かく具体的!
AKARIちゃんからの提出は
もはやレポート並みのボリューム😂
色相や彩度数値はもちろん、
使用する素材感まで規定があるのは驚きでした。
お2人の暮らす街は、とても対照的。
細かい景観ガイドラインがある土地と、
自由な街づくりがされている土地。
調和のとれた街並みから得られる
心地良さを求めるか、
自分の理想通りに家を建てられる自由を求めるか。
人生設計やライフスタイルに合わせて
暮らす場所の選択することも大切ですね。
そして
私も、自分なりの目線で
オランダの街の景観について記してみました。
花の国として知られるオランダは
その名の通り、
緑豊かな土地に季節ごとに様々な花が咲き
人々の暮らしに豊かな彩りを添えてくれています。
一年を通して雨が多く
冬の日照時間が少ない土地柄のためか
「心地良く暮らす」ことへの人々の意欲は高く
インテリア・エクステリアも
センスに溢れる家庭が多いのですが、
国や市が保有する公的領域に関しても
一年を通して頻繁に手入れがされており
緻密な植栽計画等により景観を保つことに
力を注いでいる様子が見受けられます。
街の景観としては
地域により建物の風情や色調の違いがありますが
私が暮らすアムステルダム郊外の街並み
(写真上部)は全体的にR-YR系の
中明度・中彩度で纏められている印象です。
歴史の古いアムステルダム中心街(写真下部)では
色相も彩度の幅も広がり
どっしりと重厚感のある建物が目立ちます。
近隣のブリュッセルやパリが石造りの建物が多く Gyなどモノトーン系で都会的な反面
やや無機質にも感じられるのに対し、
オランダの街並みは暖色系のレンガ作りが多く
緑豊かな農業大国らしい温かみを感じます。
朗らかで親しみやすい人々の性質や
自由・多様性を好む文化ともマッチしている印象です。
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ヨーロッパは
比較的どの街も調和の取れた街並みが多く、
日本以上に、景観や色彩設計について
細かい規定があることは間違いないと思うのですが
私のリサーチ力では明確な情報に辿り着けず・・・
オランダの景観条例や色彩設計、
今後も意識していきたいと思います
(オランダ在住のどなたか…ご存知でしたらぜひ教えて下さい)
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