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「凶悪」

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メインパーソンは、リリーフランキー、
ピエール瀧、山田孝之。

彼らと、フライヤーのインパクトに
導かれるように映画館へ  ◯


まず、人間はこんなにも
他人に対して残酷になれることに
驚いてしまった。

お金がほしくて、気に食わなくて
殺人を繰り返していた、
リリーさん演じる  木村と
ピエールさん演じる  死刑囚 須藤。

木村が、笑いながら
スタンガンをあてる姿に、ゾゾゾ。
須藤が、躊躇することなく
死体を切り刻む姿にも、ゾッと。

残虐とかそういうことよりも
宗教のような、信仰のような、
木村と須藤の関係を
不自然に思えてならない。


実話だということで、
彼らのことを調べてみたら
事件のひとつは、私の地元で
起こっていたらしい。

何年か前のことだったけれど、
記憶にないのが不思議。
そして、こんなに残酷な事件も
忘れ去られる可能性があることに
恐怖を覚えた。


山田さん演じる  記者 藤井が
真実を追い、木村に罪を償え!と
熱くなっているシーンでは、
"現実から逃げたい"という弱さを、
痛切に感じた。

身の回りの狭い世界しか
見ようとしないこと、
逆に、身の回りの狭い世界を
無視しようとすることも、
同じように怖いことで、
執着を生むのかもしれない。

みんな、きっと、
心の奥にある"凶悪"を隠して、
今日も生きてる。