明日、知り合いからのご紹介で交流会に参加するため、名刺を今日新しく作り替えたのですが、今まで名刺というものにこだわったことがなく、今回は色んな人の意見を参考に、少しイメージチェンジをしてみました。

 具体的には、屋号の上のサブタイトルを変えて、○○専門の○○士というようなフレーズですね。これは、我々のような士業が陥りやすい、業務の範囲に当たるものを片っ端から書いてしまい、より受注がしやすいように何でも屋さんのようなイメージを持たれると、かえって相手の印象に残らなかったり、何を頼めばいいのか専門性がぼやけることによって、後々の人脈につながらなかったりするのです。

 せっかく、士業という独占業務を与えられて、市場競争原理からすると、有資格者でしか土俵の上に立てないという、参入障壁のあるマーケットであるにもかかわらず、その参入者の中で差別化すらできていれば、選ばれる確率が高いにも関わらず、差別化をせずに埋もれてしまう結果となってしまいます。

 逆に言うと、同業者の中で差別化さえできていれば、そもそも○○士がどのような業務範囲であるかがわかっていない依頼者もその特化している分野のニーズがあった時は、よりの特化している分野ニッチであればあるほど、SNS等でそのことを強調的にPRしていれば辿り着ける確率が上がるわけです。

 これは、ニッチであればあるほど、最初は誰も仕事を依頼しないのではないかと不安に駆られますが、○○士であれば大抵の人がやっている業務は、取りあいになるし、そもそもこのようなスタンダードな業務は知り合いとか紹介といった口コミで十分、専門家に辿り着けるので、SNS等で辿り着いてもらうには、ニッチであればあるほど、周りに専門家がいないため、ネットで探すしかなくなってきますし、そのニッチな分野の競争相手が少なければ少ないほど、自分が受注する確率は上がるので、全体の依頼件数は少なくてもアベレージが高いことによって、結果的に受任件数が伸びていくことになるからです。

 起業する時の戦略として、起業前から起業後のビジネスの受注をしやすい人脈を築き上げてきた人なら、スタンダードな業務だけでも十分、仕事を取れるかもしれませんが、大半の人はこのような人脈を築き上げることは難しいので、より競争相手の少ない分野に特化する戦略が有効であるため、そのことを名刺一つでいかにアピールできるかが選ばれる社長になれるかどうかの分岐点といえます。