月のない暗い海


砂浜に姉妹揃って座って
日付変わるまで話した


目の前に打ち寄せる
ざぶーんざぶーんという
潮の音聞きながら


近くで遊んでる大学生の花火の
キラキラな光見ながら


広大な黒い潮水は
すべてを飲み込んでくれて
忘れさせてくれる気がした


少し
誘われてしまう


こんな私を
波と一緒にさらって欲しいな